ロシア株投資について思うこと

投資 雑記

この記事について

長期投資で堅実にがモットーで、あまり変化球的な投資をしない私ですが、そんな中でロシア株をしています。この記事ではなぜロシア株投資をしているのか、ロシア株投資について私が思うことを述べていきたいと思います。

なお、念の為注意ですが、投資は自己責任です。以下あくまで一個人の経験を元にした考えなので、実際の判断は自己責任の元お願いいたします。

目次

なぜロシア株投資をしているのか

実は株式投資を始めたばかりの初心者の頃から続けているのですが、正直のところとても熱い目的をもってロシア株投資をしているわけではありません。主に以下のような縁があったからという理由です。

アメリカ・日本以外の第三の投資先国を作りたかった

株式投資をするときに元々のターゲットはアメリカと日本でした。しかしながら株式投資は分散が大事という教訓を初心者の頃からもっていたことから、アメリカ・日本以外の第三の投資国も作りたいという気持ちがありました。

個別株を買わなくてもETFでいいじゃん!と今は思いますが、当時はETFの存在を知らず、必然的に個別株の投資ができる国を探しており、ネット証券で取り扱っている日本・アメリカ以外の国から選ぶという状況でした。

大学時代ロシア法・ロシア経済を勉強していた

実は、大学時代ロシア法・ロシア経済の勉強をしていました。そのためロシア経済の仕組み、主要企業などは元より一通り理解していました。

私のメインのネット証券はSBI証券であるのでロシア以外では中国、ベトナム、インドネシアなどの選択肢があります。

これらの国となると、中国のアリババなどの大手IT企業くらいしか存在を知らず、とても手が出せるものではありませんでした。

その点ロシアは元よりあった経済の知識から主要企業を知っており、ベースとなる経済史も知っていることから企業分析もしやすかったという点がありました。結果としてとくに迷うこともなく、自然とロシアが第三国の投資対象となってしまいました。

なんだかんだ運用がうまくいっていた

ここまではきっかけでしたが、その後も企業分析して選んだ銘柄が良く、なんだかんだ運用がうまくいっていました。結果として途中で撤退せず、今でも続いているという状況です。

ロシア企業の特徴

続いて、ロシア企業の特徴について述べたいと思います。

資源大国

国際ニュースを読んでいる人ならご存知だと思いますが、ロシアは資源大国です。代表格である半国営企業のガスプロムはユーラシア大陸中にガスのパイプラインを引いてガスの供給を行っています。その供給力は日本にも進出が話されているほどです。

その他、ガスや石油に限らず、さまざまな資源について世界屈指の埋蔵量を持っており、銘柄選択は資源ビジネスをベースにみていくことになります。

高配当が多い

国策で高配当を要求されているようで、高配当の企業がとても多いです。そのため、配当再投資を積極的に考える必要があります。

なお、銘柄選択で配当率ばかり追いかけるのは危険です。企業選択の際は他の企業と同様、実際の企業力を見て判断することが大切です。

比較的割安

ロシアは長らく経済制裁を受けています。そのため投資家が敬遠する傾向があるため比較的割安です。高い成長をあげている企業が少ないという現状ではありますが、長期的な視点を見極めることができる人なら割安のメリットを生かせると思います。

手数料が高め

SBI証券では約定代金の1.2%、最低手数料500ロシアルーブル(約650円)と高めです。

約定代金の0.45%(税込0.495%)最低手数料0ドルの米国株と比較するとその高さがネックに感じます。

元々SBI証券のロシア株はリアルタイムトレードができない仕組みですが、手数料の悪影響を受けないように原則長期投資をベースに考えることが必要です。

情報取得は基本英語

日本語ではほとんど情報を取得できません。基本海外ニュースや企業のHPで情報を取得することが必要です。

ロシアというとやはりキリル文字がルーツのロシア語ですが、ありがたいことに主要企業はロシア語だけでなく英語のHPも用意しています。私自身も大学時代ロシア語も学んでいましたが、今となってはロシア語は自己紹介とロシア文字が読めるだけという状態なので英語のHPで情報をとるようにしています。

主な企業

ガスプロム

ロシアで最も代表的な企業かと思います。2018年のサッカーFIFAワールドカップのスポンサー企業でもありました。天然ガスを中心としたエネルギー企業です。ユーラシア大陸中にパイプラインを張り巡らせて多くの国にガスを供給します。半国営故に国策に左右されることが多く、前述のパイプラインが国際問題になることも多いです。

国際問題になりやすいという点、ロシアを代表する企業という特徴から、この企業に関しては日本語でも情報が取りやすいという特徴があります。

ノヴァテク

こちらも天然ガスの産出をビジネスとする企業です。北極圏のLNGプロジェクトを主導しており、ロシア株の中では特に成長株として注目されています。

ルクオイル

ロシア最大の民間石油企業です。ロシア企業で初めてニューヨーク証券取引所に上場しました。

ノリリスクニッケル

ニッケル・パラジウムの生産において世界最大手の企業です。業績としてはとても強いもの持っていますが、一方で環境問題が問題視されており、実際の購入は環境問題の動向なども考慮して判断する必要があります。

VSMPOアヴィスマ

チタンの世界最大手の一つです。チタンは航空機の生産で特に多く使われており、コロナショックを受けて大打撃を受けた企業の一つです。

最近の状況

コロナ前は全般的に順調でしたが、今はかなり苦しい状況です。

コロナショックの際にサウジアラビアとロシアによる石油の増産が出たことも影響し、株価は大打撃を受けています。

また、コロナショックそのものの影響も深刻です。VSMPOアヴィスマのような航空機生産の原材料を産出していた企業が大打撃を受けている状況です。

株価も深刻ですが、ルーブルの価格が下がっていることも問題です。2020年年初は1ルーブル1.7円で推移していた価格が、2020年11月現在1.3円まで落ちています。

ルーブル自体、もともと経済制裁で下降トレンドだったのですが、コロナショックでさらに悪化してしまっています。

通貨の価値低下と言う点ではトルコも同様の問題が起きています。観光産業中心のトルコと違い、資源産業である点でまだましと言えますが、今からロシア株を始める人は企業の業績だけでなく、ルーブルの動向も見極めて始める必要があります。

終わりに

以上です。ネガティブなことを多く書きましたように、正直のところ情報をしっかりとれて企業分析できる人じゃないとロシア株投資は厳しいかと思います。私自身、ある程度投資を学んだ現在は、リスクが高すぎるとしてロシア株のポートフォリオの割合はかなり低めに設定しています。今の状況だと、ますます割合を減らすか、状況により撤退も検討することもあるかもしれません。

ちなみにロシア株はSBI証券で購入することができます。

ロシア株に興味を持ちましたら是非解説検討してみてください。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

この記事が少しでもアメリカ・日本以外の企業投資をする際の参考になりましたら幸いです。

Photo by Austin Distel on Unsplash

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