投資を今から始める方に注意して欲しい7つのこと

投資 初心者向け投資記事

この記事について

最近株を始めたいという声を様々なところからたくさん聞きます。今から投資をはじめるという方に注意していただきたいことについてまとめました。

口座開設について

様々な口座が今日ではあります。昔からある野村証券、みずほ証券といった証券会社から、SBI証券、楽天証券としったネット証券系、銀行取り扱い証券口座やLINE証券といったちょっと特殊なものもあります。

私個人としては、SBI証券や楽天証券といった大手ネット証券1社とりあえず契約すればいいと思います。※後述しますが日本株の個別株投資の場合はもう1社SBIネオモバイル証券をさらにおすすめします。

ネット証券に関していうとマイナンバーと免許書など写真付きで本人確認ができるものを用意していればすぐ解説できます。かつては郵送で数回やり取りする必要がありましたが、eKYCというネット上で本人確認をする技術が発達したため全てネットで完結させることもできます。

それでも不安という方は以下の本を読んでみることをおすすめします。

インデックス投資という初心者向けの投資戦略の指南書ですが、インデックス投資に止まらず口座開設など初心者が心配する口座開設など第一歩的なところから解説されています。

ちなみに、私自身はSBI証券、SBIネオモバイル証券、楽天証券の3証券に契約しています。それぞれの感想については以下に記載してますのでよろしければご確認ください。

NISAと積立NISA

証券口座解説時に悩むものの一つとしてNISAと積立NISAどちらを選びますかという質問だとおもいます。私自身としては、個別株投資を長期的にやりたいなどそういう意図がなければ積立NISAをおすすめします。

NISAは株式など主要な投資商品に年間120万円で5年間非課税になる一方、積立NISAは金融庁が認定した投資信託商品を年間40万円で20年間非課税という違いがあります。

どちらも長期投資向けの口座である点で長期投資をするなら20年という期間が長い方がずっと良いこと、投資可能商品が限定されていますが優良なものに厳選されているという点で積立NISAをやはりお勧めします。

ちなみにNISA制度は現在見直しが始まっており、積立NISAよりの制度になる方向です。それを考えるとやはり積立NISAを選んだ方が初心者は良いと思います。

手数料に注意、日本の個別株投資の手数料に要注意

個別の商品の選別ももちろん大事ですが、投資商品売却においてとくに注意すべきは手数料の把握です。いくら優良な商品を選んでも、頻繁に売買していてはどんどん手数料を引かれていき思ったほどの利益を得ることができません。

近年、ほとんどの優良な投資信託が無料になるなど、確実に手数料は下がっていますが、日本の個別株だけは注意が必要です。

日本の個別株は他の投資商品と違い、もとより単元株制度という100株単位でしか原則売買できないという欠点があります。つまり、例えば任天堂株は2020年10月時点では、5万円前後で推移しています。これはつまり単元通り株を買う場合、500万円必要ということを意味します。

幸い、ミニ株購入サービスというサービスがほとんどの証券会社にあり、小額投資も可能ですが、手数料がとてもネックです。

私が2020年10月時点で把握している限り、この問題への解決策はSBIネオモバイル証券の利用以外ありません。

SBIネオモバイル証券は毎月220円の利用料が引かれますが、50万円以内なら手数料無料で取引ができます。さらに毎月200ptのTポイントがもらえるので実質毎月20円で取引ができます。

「選ぶのが大変で毎月個別株を買うことはできないです」という人はとりあえず、金や国債のETFを買うという手段をとることで対策がとれます。ETFとは上場投資信託のことで、金、債券など株式以外の投資商品を株と同じルールで買うことができます。国債は株と違ってほとんど値動きがありません。金は国債よりは値動きがあるものの、価値が保証されるものとして現金を持つのと同様の安全性があります。SBIネオモバイル証券には自動定期買い付け機能というのがあるので、とりあえず国債や金を最低価格で毎月自動購入設定しておけば問題ないでしょう。

NISA、積立NISAがないなど、やや癖のある証券のためメインで持つには難しい証券ですが、日本の個別株を投資するなら是非利用していただきたい証券です。

戦略を持って投資する

あたりまえですが、資産を成長させるという目的がある以上、戦略をもって投資をしたいです。インデックス投資のような初心者でも使える戦略から、デイトレードのような短期、プロ向けの戦略もあります。ちなみに長期戦略中身ですが、以下に私の考え方をまとめています。よろしければご確認ください。

生活防衛資金は確保する

投資する上で特に大事なことは生活防衛資金を投資に回さないことです。冠婚葬祭、もしもの病気のときなどのための財産は投資にまわすべきではないです。まず生活維持に必要である生活防衛資金をためた後、余剰枠で投資を始めるようにしましょう。

わからないうちはデリバティブ(金融派生商品)・レバレッジ(信用取引)には手を出さない

デリバティブ(金融派生商品)とは先物取引、オプション取引など、個別の株式や債券を購入するのではなく、将来の購入権利など実態のない商品を取引するものです。レバレッジ(信用取引)とは借金をして自分の保有資産以上の投資商品を運用する制度です。

これらは手数料が多めにあるため、どんな証券も広告として頻繁にアピールがあります。しかしながら、上級者向けの投資商品であることには変わりありません。事実私は一切手をだしていません。初心者のうちはこれらには手を出さず、現物や投資信託を中身にすることをおすすめします。

海外投資も考慮する

下の円グラフはバンガードトータルワールドストックETFという、時価総額加重での全世界の株価指数に連動した投資商品における、2020年9月現在での各国の比率です。

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グラフをみて一目瞭然ですが、今日においてはアメリカが1強という市場世界です。日中貿易摩擦などで騒がれていますが、それでも中国はまだ日本にさえも市場規模で勝てていません。もちろん今後アメリカ以外の国、例えば中国が長期的には日本を抜いてアメリカと肩を並べる可能性もありますが、現時点ではアメリカ抜きで投資を考えることは投資において王道を外れることと言えます。日本国内の株ばかりみてしまうかもしれませんが、海外にも目を向けてみましょう。世界市場全体をみて投資をすることが安全な資産運用戦略でもあります。

終わりに

以上が私自身の目線で初めて投資を始める方に伝えたいことです。私自身まだ投資を初めて6年くらいしかたっていませんが、素人ながらすこしでも有益なアドバイスになれば幸いです。

Photo by Markus Spiske on Unsplash

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