最近読んだ本(202304-202403)

読書

ここ1年間で読んで良かった本をご紹介します。

目次

怪獣人間の手懐け方

堀江さんやガーシーなど、インフルエンサーや世の中を騒がす人物の本を何冊も編集担当として勤めてきた箕輪さんの本です。どのように怪獣人間と出会い、本の執筆という仕事にまでたどり着くかについて書かれています。

この本で取り上げる方々はクレイジーな人中心ですが、一方で礼儀・挨拶など、怪獣人間に限らず大切にすべき人間の付き合い方も述べられており、人間づきあい全般について考えさせられる本です。

ビジネスエリートになるための 投資家の思考法――The Investor's Thinking

日本においてバフェット流の投資を実践する奥野さんの本です。

投資の技術の本というよりは、投資において必要な分析やリスク管理の考え方、投資に限定せずビジネスに応用していく考え方について述べられている本です。

アマチュア投資家に限らずビジネスパーソン全員にとって示唆となる本と思います。

大英帝国衰亡史

イギリスの中世から現代において、「大英帝国」として発展から衰退するまでの歴史を書いた本です。

世界史ではアメリカが台頭するまで、常にスターの位置するイギリスですが、読んだ感想として感じたことは、どの時代のイギリスにおいても、その時代を生きた人にとっては課題は山積みで必死であったということを感じました。

イギリスの歴史の内情・裏話を知りたい方にはおすすめの一冊です。

地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法

近年の理想や目標、ビジョンを高くつきつけられる現代社会に対して、ストア哲学の視点で「地に足をつけて」歩くことの大切さを述べた本です。

理想や目標を追い求めすぎて、巨大な責任を持ってしまい、結果として不正が蔓延ったりしている現実を皮肉った側面もあります。

日々の社会生活に生きづらさを感じている人はお勧めの本です。

人生の短さについて 他2篇 (光文社古典新訳文庫)

ストア哲学者セネカの名著3篇をまとめた一冊です。

ストア哲学というと強い禁欲的な側面がありますが、この本はどれもセネカが知人にあてた書類であるため、ストア哲学の視点で一般人がどのように生きるべきか、温かい視点で書かれています。

「地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法」と同様、現代の加速的な生き方に疲れや疑問を感じた人にとっておすすめの一冊です。

QUITTING やめる力 最良の人生戦略

「Never Give Up」のようなあきらめない心が美化されている社会の常識に対して、データやファクトの視点から研究を行った本です。

「必ずしも諦めず継続し続けることが正しい選択ではない」ということを改めて実感させられる一冊です。

こうしす!社内SE 祝園アカネの情報セキュリティ事件簿

情報システム部門のお仕事事情や、情報セキュリティを皮肉も込めて解説したアニメ、「こうしす!」のライトノベル版です。

ライトノベルはアニメ化された「セキュリティに完璧を求めるのは間違っているだろうか」から始まり、アニメ未収録の続編が展開されます。

アニメを通じて情報セキュリティに興味を持った方は、是非手に取っていただきたい一冊です。

「ハックしないで監査役!! 小説こうしす!EEシリーズ 元社内SE祝園アカネ 監査役編」という続編もあります。

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~

アニメでも人気の異世界転生作品です。秋に放送されたアニメを受けて、年末年始に一気読みしてしまいました。

一人一人が人間臭くて涙あり笑いありの作品です。

終わりに

かつては毎月ベースで書いていた読書の記事ですが、すっかり間が空いてしまいました。次回は不明ですがまた紹介できる本が増えたら投稿しようと思います。

何か興味を持った一冊があれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash

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