最近読んだ本(2022年3月)

読書

最近読んだ本を紹介します。先月に続き最近は哲学的な本を多く読んでいます。

目次

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

エッセンシャル思考で有名なグレッグ マキューンさんの続編です。

エッセンシャル思考が、大事な仕事にフォーカスすることを重点にしていたのに対して、エフォートレス思考はフォーカスした仕事の成果について、いかにローコストで楽しくできるかについて説明しています。

前回以上に汎用的なビジネスマインドの指南書となっており、この2冊をあわせると、ビジネスマインドの本としては今後バイブルとなるかもしれません。

頑張ってるんだけどうまくいかないと思う人は一度読んでみることをおすすめします。

なぜ世界は存在しないのか

人気の現代哲学者マルクス・ガブリエルの本です。

この世のすべての要素を含む「世界」という概念は存在し得ないが、その代わり人が認知するすべてのものは存在する、その認知するものと「私」の間での小世界(意味の場)は存在するということを説明しています。

嫌われる勇気などでお馴染みのアドラー心理学などにも通じる考え方で、この手のものが好きな人は一度手に取ってみることをお勧めします。

ちなみに現代哲学学派の中にマルクス・ガブリエルの学派がどこに位置するかを知りたい人は合わせて以下の本も手に取ってみてもいいかもしれません。

働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~(小学館新書)

メディアアーティストから社会学者まで、さまざまな活躍をされる落合さんの本です。

コンピュータの発展の中でどのようなビジネススキルが求められるかについて落合さんの考えを説明しています。

落合さん視点のビジネスパーソン論の中で特に面白い点として、コンピュータができてしまうジェネラリストのホワイトカラーは求められないとしている一方で、特定分野だけに固執する超スペシャリストも厳しくなるという説明です。

一定程度専門性を極めつつも、その他領域についても好奇心を持っていく姿勢(落合さんはその姿勢を良い意味で「変態」と説明しています。)が良いと言っております。

この辺りの考え方は以下のような本にも似た考えがあるので以下の本も合わせて読んでみても良いかもしれません。

特許やぶりの女王 弁理士大鳳未来

このミステリーがすごい2022年の大賞をとった作品です。

弁護士を主人公にした作品は多くありますが、この作品はあえて弁理士を主人公にしています。

弁理士は知的財産権の専門家で理系の弁護士と言われています。知的財産法領域では弁護士と同様の法的代理が法律で許されており、知的財産分野の法的領域において、本人の持つ技術領域の専門性と知財法知識を駆使して依頼人の知財権とそれを元にしたビジネスを守る仕事です。

テーマも弁護士ではあまりない、Vtuberの撮影技術の特許権をめぐるテーマです。ミステリー小説なので、本来の弁理士ではあり得ないびっくりな展開が飛び出しますが弁理士という仕事に興味がある方は読んでみても良いかもしれません。

転生したらスライムだった件

アニメ、映画、ゲームとさまざまなメディアで展開する人気作品「転スラ」の小説です。原作は「小説家になろう」の小説ですが、こちらはそれの製品版の加筆リメイクなのである種の完全版です。

作画はアニメと比べるとやや殺伐していますが、テンポはアニメと変わらないペースでストーリーはすすんでいます。

アニメ2期終了時点の7巻から読み始め、本記事執筆時点で9巻までしか読めていませんが、まだまだ本作品は展開が続くんだなあという感想です。

終わりに

引き続き定期的に読んだ本のご紹介をできればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。本探しの参考になれば幸いです。

Photo by Annelies Geneyn on Unsplash

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