最近読んだ本(2022/04)

読書

毎月紹介している最近読んだ本です。

今月もジャンルとしては哲学的・心理学なものが多めです。

目次

「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学

現代哲学者マルクスガブリエルの哲学書です。

前著「なぜ世界は存在しないのか」が他者や周囲との関係性など自分と他のものとの関係性についての哲学的論考であったのに対して、本作はより脳科学だけでは解決しない自分自身の内面に対する哲学的論考を展開します。

自分自身や他者や周囲との関係を見直してみたいと言う人には非常に難しいかもしれませんが、マルクスガブリエルの哲学書はおすすめです。

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代

いわゆるエリートコースな生き方とは違う「DARK HORSE」という生き方と成功について研究した本です。

好きなことをする以上ややストイックなエピソードが多いですが、多様性という観点が重視される現代的な人生術の研究書として手に取ってみると良いかもしれません。

「自分メディア」はこう作る!

社会派ブロガーちきりんさんの本です。

ご自身のブログ運営の10年弱の振り返りと、過去の投稿で反響の多かったものを掲載した本です。

ブロガーとしてのHowTo本、ブログ論本というよりは、ちきりんさんご自身のブログに関するエッセイとこれまでのベストヒット記事集でありますが、炎上や批判を受けても書き続ける背景にあるもの、その一方で人を傷つけないようにするちきりんさんの配慮などを知ることができます。

エッセイとしても面白い本なのでブロガーでなくても手に取ってみたい一冊です。

なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない

心理学者であり、臨床心理士でもある東畑さんの本です。

「読むセラピー」というテーマで、この本を読むことを通じて自分の心を知っていくことを目的とした本です。

4月はなかなか精神的に不安定な時期でこういう本を通じて自分を見直すことはとてもありがたい体験でした。また困った時に手にとってみたい本です。

苦しみの手放し方

Youtubeで法話やご自身の経験を通じて、人々の相談の回答をおこなっているお坊さん大愚先生の本です。

テーマが「苦しみの手放し方」とある通り、怒り、悲しみなど「苦しみ」に関する仏教の考え方についてが記載されています。

前の本の紹介でも書きましたが、4月は苦しい状況でこの本も自分の苦しい状況を客観視するのにとても重宝する本でした。

また手に取って教えを振り返りたいと思っています。

終わりに

苦しい状況で手に取った本なので重いテーマのものが多かった印象です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。もしも興味のある一冊がありましたら幸いです。

Photo by Susan Yin on Unsplash

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