最近読んだ本(2022/08)

読書

最近読んだ本の報告です。8月なのに本業が多忙ですが、読書は続けているのでご紹介します。

目次

世界大異変―現実を直視し、どう行動するか

世界的に有名な投資家の一人、ジムロジャースの本です。投資や経済に関する本はたくさん読んできましたが、ジムロジャースの本は初めて読みました。

内容は昨今の情勢を踏まえたジムロジャースご自身の経済や投資に関する今後の予想についてインタビューベースに解説した本です。

もっとも昨今の情勢だけでなく、ベースとなっている歴史のサイクルの考え方、コモディティ投資やアメリカ以外の国への投資の考え方などはとても勉強になりました。

しばらく投資の本を読んでいなかったですがあらためて自分の投資戦略をもう一度見つめなおすきっかけとなりました。

マンガでわかるジム・ロジャーズの投資術

ジムロジャースの半生について、漫画をとりいれつつ書かれた本です。※もっとも漫画は一部だけなので注意。

最初に紹介した「世界大異変―現実を直視し、どう行動するか」がとても面白く、ジムロジャースの半生や考え方についてもっと知りたくなったため購入しました。

私自身は株式投資やインデックス投資中心で、これまで、バフェットやピーターリンチ、フィリップフィッシャー系の個別株投資やバートンマルキールやジェレミーシーゲルのインデックス投資系が好きでしたが、株ではないコモディティなど他の投資商品や歴史のサイクル、そういったものの投資のおもしろさも学べる本でした。

最初に紹介した「世界大異変―現実を直視し、どう行動するか」と同様、コモディティ投資などのおもしろさがわかる本であり、いままでほぼなんとなくで投資していた株式投資以外の商品の考え方についてとても勉強になりました。

初めて投資をする人が読む本には向きませんが、バフェット、ピーターリンチ系の個別株投資や、インデックス投資の投資本を一通り読んだあとさらに幅を広げたい方にはおすすめの一冊です。

猫狩り族の長

「CLANNAD」や「リトルバスターズ」などの「泣きゲー」のシナリオライターや作曲家で知られる麻枝准さんの小説です。シナリオやアニメはたくさん書いていますが、小説執筆は今作が初だそうです。

自殺予防の監視の手伝いをしていた女子大学生の主人公が、自殺を試みようとした音楽家の女性と知り合い、自殺することを踏みとどまらせるために場当たり的な流れで自宅で一緒に過ごすことになった1週間の出来事を綴った物語です。ちなみに、麻枝さん自身もTwitterなどでほのめかしていますが、音楽家の女性の方はご自身を投影したような存在のようです。

ネタばれになるのでこれ以上は記載しませんが、作品の流れが麻枝さん作品らしいテンポですすみ、最後の展開も麻枝さんらしい作品でした。麻枝さんの作品が好きな人はおすすめの一冊と思います。

22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)

最近各所でコメンテーターとしてメディアに登場し、注目されている成田悠輔さんの本です。意外にも一般の方向けの書籍はこれが初のようです。

内容は、現代民主主義の課題と、アルゴリズムを利用した民主主義の変革の提案という、よくある民主主義論の本です。

よくある民主主義の本ではありますが、加速主義に関する考察などとても広く深い知識をベースにした考察をされており成田さんの非常に強い教養がうかがわれる面白い本でした。

政治系哲学の本やアルゴリズムに関する知識を持っている人は是非一度手に取ってみたい一冊です。

転生したらスライムだった件 19 (GCノベルズ)

昨年アニメ二期が放映され、映画公開も予定される「転スラ」シリーズの小説版の最新作です。

今年春くらいから読み始めていますが、あっという間に最新刊まで到達してしまいました。あらためてここまで来た感想としては、アニメ二期が終わった段階ではまだまだ当作品の序章にすぎなかったと改めて感じています。アニメがここまで到達するのは相当時間がかかると思うので、アニメが好きな人は是非原作を読んでみることをおすすめします。

WEB版は完結しているだけあり、すでに最終章ではあるようですが、まだ3巻以上の執筆を予定しているそうで、引き続き最新刊に期待したいと思います。

終わりに

毎月5冊程度紹介していますが、紹介していない本も含めるといつの間にか8月開始時点でKindleの既読数が100冊超えました。※うち20冊くらいが1時間くらいで読みおわる漫画ですが...

引き続き本業が多忙ですが、読書は続いているのでなんとか毎月1度は読んだ本のなかで良かった本のご紹介記事を書ければと思います。

Photo by Jessica Ruscello on Unsplash

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