最近読んだ本(2022/10)

読書

今月読んだ本をご紹介します。

目次

すべての企業人のためのビジネスと人権入門

パワハラ・長時間労働からLGBT、児童労働まで様々なビジネスにおける人権について解説した本です。

電通の過労自殺事件やファーストリテイリングの新疆ウイグル自治区の綿問題の事件があったり、世間でも話題に放っていますが、あらためてこの本を読むと世界全体で人権に関する企業活動の監視の厳しさも強まってることがわかる一冊です。

規制・制限ばっかりかと言えば、そうでもなく、環境ビジネスという言葉が最近注目されるのと同じように、人権ビジネスも今後注目されることと、ビジネス展望への可能性についてもこの本では述べられています。

改めて読むと、この領域でも日本は遅れていると感じさせられました。

SDGsやESGに関心がある人、経営やコーポレートに携わる人はもちろんですが、社会人としてビジネスに携わる人全員が教養として読みたい一冊と思います。

東大卒億り人が考案したロジカル株式投資 市場平均を超えるリターンを手に入れる超合理的な方法

近年活躍する投資家の一人である東大ばふぇっとさんの本です。

まずはベースとなるインデックス投資の仕組みを解説して、時間や金額といった視点でロジカルに「ハック」することでインデックス投資を上回るパフォーマンス向上の戦略を解説した本です。

インデックス投資の視点から市場を上回るパフォーマンスを目指す本としてはジェレミーシーゲル教授の2冊がありますが、正直のところ非常にぶ厚い本で初心者が手に取るにはつらい本と思います。

その点この本はある程度初心者向けにわかりやすく書いているのでインデックス投資の視点から工夫を目指す場合は手に取ってみてもよいかもしれません。

心配すんな。全部上手くいく。

Youtuber界のダークヒーローともいわれるヒカルさんの本です。

先日もHikakinさんの「鬼ごっこ」の事件やごぼうの党の奥野さんの事件などを動画で取り扱っていたりしています。
自分もHikakinさんの「鬼ごっこ」事件に際して投稿した動画がきっかけでこの本を手に取りました。

自己啓発書形式で書かれていますが読んでいくとヒカルさんの仕事に対する考え、これまでの苦労などがわかります。

読んだ感想としては様々な戦略を立てて試して成功をつかもうとしていることを感じます。この点は以前読んだ中田さんの本にも通じるところでした。

ちょうど中田さんも早速ヒカルさんの本の動画をだしていましたが、同じくYoutuberとしてしのぎを削っている中田さんの本が好きな人も手に取ってみると面白いと思います。

絶対悲観主義

経営学者楠木さんの本です。

内容としては絶対悲観主義といううまくいかない前提で生きていくことの考え方をベースに様々な視点で楠木さんの考え方を書いた本です。

余談ですが、私個人は人の考えが書かれた本が好きで自己啓発目的というよりは、この人どんな考え持ってるんだろうと思ってこの手の本を手に出すことは多いです。

先ほどの「心配すんな。全部上手くいく」とは真逆の「心配するな、きっとうまくいかないから」が帯に書かれた本です。いろいろチャレンジしてみるなどの点ではヒカルさんの本とも似ている点もありますが、こちらのほうがゆるふわな書き方がされています。

ゆるふわであることと、ある程度シニアの領域に入った方の本ですと、小池さんの人生の結論という本があります。この手の本が好きな人は手にとってもよいと思います。

転生したらスライムだった件 20

大人気の転スラシリーズの小説最新作です。

転スラといえば、主人公のリムルのファンタジー設定のなかでもぶっ飛んだ活躍をするのが特徴ですが、今作は主人公のリムル以外のサブキャラクターたちの活躍が多いストーリーです。

完結に近づいているので次回作も気になる状況です。

終わりに

いつの間にか今年の読書数が150冊を突破していました。ななめ読みのものも多いですが、なるべくこの記事で紹介するのは精読して特によかったものを紹介しています。

過去の記事含めて手に取ってみたい一冊が見つかれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by Susan Yin on Unsplash

 みやうデジタルラボ - にほんブログ村