【まとめ記事】ドルコスト平均法の有効性を再確認する

投資 投資戦略を検証してみた

投資戦略を検証してみたのカテゴリではさまざまなテーマでドルコスト平均法を検証してきました。さまざまな検証をするたびにドルコスト平均法の有効性が裏付けられました。この記事ではこれまでの検証を振り返ってドルコスト平均法の有効性について再確認してみようと思います。

インデックス投資でETFと一般投資信託どちらが良い購入対象なのか検証してみた

この記事はS&P500をつかったドルコスト平均法の積立投資を検証しました。ITバブル崩壊、リーマンショックに対する元本回復を、指数価格の回復よりも早く実現できる点が発見され、ドルコスト平均法の力を見せつけられました。

連続増配株投資の積立と純粋インデックス投資の積立どちらが高いパフォーマンスをだすのか検証してみた

高配当株ETFのVYMと増配株のVIGのドルコスト平均法の検証をしました。VIGはボラティリティが低く安定性があって魅力的で、コロナショックによって検証当時はVIGの方が積立投資においてパフォーマンスが高いという結果をだしました。もっともボラティリティの低さは逆に仇となってVYMの方がパフォーマンスが高い期間が長いという結果でした。変動リスクを許容できるなら、ドルコスト平均法にとってはボラティリティが高い方がパフォーマンスが高くなりやすいという特徴があるようです。

長期投資にSell in May の格言は戦略として有効なのか調査してみた

ここからはドルコスト平均法を上回る戦略が存在するかどうかの検証です。

この記事でSell in Mayの理論で積立投資ができないか検証しました。しかしながら、ドルコスト平均法の理論が強く普通のドルコスト平均法と同じパフォーマンスになってしまいました。

ドルコスト平均法に工夫の余地はないか検証してみた

ドルコスト平均法において工夫の余地がないか検証しました。株価が下がった時に通常よりも多め、株価が上がった時に通常よりも少なめにETFを買う戦略をシミュレーションしてみました。2種類のチャートパターンで検証しましたが、残念ながら長期的に運用すると、ドルコスト平均法のパフォーマンスとほとんど同じ結果になってしまうことがわかりました。

逆張りと順張り、どちらが投資戦略として有効なのだろうか長期投資視点で検証してみた

逆張りと順張り理論を利用して、株価が上がった時だけETFを購入する戦略と株価が下がった時だけETFを購入する戦略をたててみました。ただし、こちらも残念ながらドルコスト平均法と同じパフォーマンスになってしまうということがわかりました。

積み立て投資のバリューアベレージ法はドルコスト平均法&1年リバランスに勝てるのか

ドルコスト平均法とライバル関係にある戦略にバリューアベレージ法があります。バリューアベレージ法をこの記事では検証してみました。残念ながら、この検証もバリューアベレージ法が明確にドルコスト平均法より高いパフォーマンスを出すとは明言できませんでした。むしろトータルコストでドルコスト平均法の方が良いのではないかという結論になりました。

順張りローテーション戦略の有効性について検証してみた

現状唯一ドルコスト平均法に勝てる可能性があるのがローテーション戦略でしょうか。一応理論上は、S&P500と金の資産複合戦略にもかかわらず、S&P500単体のドルコスト平均法パフォーマンスを上回りました。ボラティリティの低さも魅力です。ただし、譲渡益税や、ローテーションを行うメンテナンスコストも高いというネックがあるので、戦略として有効かどうかの検証は引き続き必要と思っています。

終わりに

以上です。引き続きドルコスト平均法について新しい検証記事を作れましたら、こちらの記事も編集していこうと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by rupixen.com on Unsplash

 みやうデジタルラボ - にほんブログ村