気になったIT記事まとめ(20240226)〜Copilot,DMARCなど〜

IT技術 ビジネス 教養としてのテクノロジー入門 IT記事まとめ

IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/02/26分です。

記事のピックアップ基準

以下の基準で選定しています。

  • IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けに教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップしています。
  • SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログジャンルは問わずピックアップしています。
  • 発見したタイミングベースなので記事そのものの公開日は最近ではないものもあります。

目次

ITビジネス・ITマネジメントに関する記事

マイクロソフトのCopilot導入を後悔している企業も。その理由とは

生成AIチャットボットCopilotの利用動向に関する記事です。タイトルとは裏腹に多くの企業で生産性向上ができたというレポートで結論づけています。

新しいものがでると、こういうネガティブ系の記事もでてくるのがよくある流れです。
いうまでもなく業界業種によっては即座にAIの活用が難しい企業があるのは事実ですが、依然と比較して利用コストが劇的に下がりました。個人のレベルから企業のレベルまで、いろいろな人が活用を模索しているので、取り残されないようにキャッチしていく必要はあると考えています。

「内製化の議論ってそもそもおかしい」、IT部門がSIerへの連絡係に陥る恐怖

IT部門はあれど、発注先・委託先業者任せの日本のIT部門に関する課題に関して議論した記事です。

私個人としては、セールスフォース・Microsoft365の登場などでITソリューション導入の敷居がますます緩くなりました。その結果内製が不要になることも多くなりました。
一方でそれぞれの一般ユーザーの利用に関して前提となるIT知識・リテラシーも増えています。理想はみんなIT部門と同じ力を持つことですが、現状は非IT部門への教育啓発など、役目は変われど引き続きIT部門は重要な立ち位置ではないのかと思っています。

脱・SIを進める富士通、値決めも「価値ベース」へ転換

先ほどの記事がIT部門の記事でであれば、こちらは従来の受注先であったSIerの悩みを書いた記事です。対比して読むとITビジネスの変化をつかむうえで面白いと思います。

大手の送信ドメイン認証「DMARC」導入率が8割超に、Gmailのガイドラインが奏功 - 日経クロステック

メールの発信元情報をアイコンマークで表示させる技術であるDMARCについてGmailがガイドラインを変更した結果普及率があがったという記事です。

DMARCはフィッシング対策に良いということで、「総務省と警察庁及び経済産業省は2023年2月、「クレジットカード会社等に対するフィッシング対策強化の要請」を発表」という言及をこの記事ではしておりましたが、実際の起爆剤は、今回のGmailのガイドライン変更であったと記載しています。

ちなみに前提知識として、DMARC導入に関しては通信の秘密のリスクがあるとして、総務省がメールサービス側に対してガイドラインを出すなど、政府は当初導入に慎重な姿勢を出していたという背景もあります。

ITPFのプライバシーの問題があるので、日本政府の慎重な姿勢や、対照的にとても速い海外の動きの傾向について、善悪の判断は難しいと思っています。いずれにしろITにとってより良い施策は政府・民間関係なくうまく浸透してほしいと考えております。

リスキリングを考えている人・PCの使い方全般に関する記事

高校生が学ぶ「情報II」が“本気すぎる” 研修にも使える教材のポイントを紹介

文部科学省が出している高校生の「情報II」に関する話題です。高等教育の学習教材のため、広範囲に詳細に記載されていますが、カタメな内容と思います。

カタメでいうと「ITパスポート試験」の勉強など他の手段もありますが、こちらは無料で読めるので、無料で勉強したい人は一度閲覧してみるとよいと思います。

【Excel】「セルの結合」がダメな理由と一括で解除する方法を今いちど確認!

Excelのセル結合の問題点についてまとめた記事です。ビジュアライズや印刷物作成を追及する場合、便利な機能がセル結合ですが、デジタル管理という観点では、システム連携やデータ分析が難しくなりやっかいな問題を持っています。

最近はビジュアライズとなると、PowerBI、PowerPointのエクセル連携などが強化されているので、セル結合多用している方は今後こういうツールの活用も意識するとよいかもしれません。

「理系か文系か」やめませんか 革新阻む前世紀の遺物 - 日本経済新聞

理系と文系と分けることの問題についての論評です。キャリア上文系と理系の狭間にいた立場として、ITに関しては特にギャップが大きいと思っています。今後ここのギャップフィルが今後重要になると考えています。

すでにプログラムを組んだり、各種チャレンジをしている方向けの記事

若手エンジニアのコードレビュー 〜斜め上のPRを見て学ぼう!〜

プログラマの仕事のフローにおけるチェック作業として開発したプログラムコードを他人に確認してもらうコードレビューというものがあり、それが初心者の学習になるという記事です。

ここでは書かれていませんが、ソフトウェア開発は複数人で行うので同じチームの人のコードを見ることで、似たようなコードになり、品質や知識レベルが安定して保守しやすくなるという点もあります。

PythonやVBAを事務業務に導入している部署の方は、今後仕事の冗長化として採用してみるとよいかもしれません。

PyPIを悪用した攻撃グループLazarusのマルウェア拡散活動

北朝鮮の攻撃者グループによりPythonのパッケージ管理PFのPyPIに不正なコードを埋め込まれたライブラリの配布があったというニュースです。

目新しい話ではなないですが、以下の記事で書きましたように、外部のOSSを利用することは手軽でいいですが、技術選定は注意しないとマルウェア感染など大きな痛手をうけます。プロのエンジニアでない人でも認識してほしい教訓です。

PowerAutomateでなるべく高速にExcelテーブルを更新する

PowerAutomateの高速化に関する記事です。先週の記事でも書きましたが、PowerAutomateは無料で使えるRPAツールとして期待がある一方、まだまだ小回りが利かない課題があるところです。

この記事でもプログラムコードを書いて保管していますが、やはりRPAでは限界があります。現状ではRPAツールに慣れてきたら、コードを書くプログラミング言語もチャレンジしていただきたいと私も考えています。

終わりに

IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by Adeolu Eletu on Unsplash

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