気になったIT記事まとめ(20240408)

IT技術 ビジネス 教養としてのテクノロジー入門 IT記事まとめ

IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/04/08分です。

先週まとめられなかったので今週は2週分まとめています。

記事のピックアップ基準

以下の基準で選定しています。

  • IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
  • SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
  • 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。

目次

Googleタスクに「かんばんビュー」が登場、使い方はあなた次第? | ライフハッカー・ジャパン

Googleカレンダーなどについているタスク管理機能において、カンバン風の表示ができる機能がついたという記事です。

カンバンとはトヨタで行われた業務管理方式で、看板のボードに各タスクを貼り付け進捗管理をおこなうものです。ITツールを使ったプロジェクト管理にも相性が良く、様々なITサービスも存在します。

もっとも、今回Googleがリリースしたものは厳密なカンバン機能ではなく、実際はカテゴリごとに並べるだけでした。そのため、必ずしも進捗管理目的ではないそうですが、記事の著者が推奨するようにカテゴリを進捗にすれば進捗管理も可能と述べています。

ITツールはこの記事の筆者のちょっとした技のように、何気ない機能を応用することでとても便利なものになるので、ITツールを使うことが苦手な方にはヒントになるかもしれません。

なぜPCでトラブルが発生した際に「再起動」すると解決することが多いのか?

PCを再起動することでなぜトラブルが解決するのかについて書かれた記事です。

ある程度プログラム書いたりしている人でも、PC再起動でトラブル解決する仕組みを理解している人は意外と少ないかもしれません。

PCの上に動作しているOSもプログラムであり、長時間動作を続けると予期しない不具合がおきたりするものであり、再起動はそれらをリセットすることができるのです。

ChatGPTの衝撃 -2024年3月バージョン-

ChatGPTによって発生した生成AIブームについて、2024/03時点の動きをまとめたスライドです。

業界の人から、活用を考える業界外の人まで、教養としてあらためて読むと新しい発見が得られるかもしれません。

米、政府AI利用で事前検証義務に

米国政府がAI活用に際して事前検証を義務にしたという記事です。

IT活用においては日本より先を行っている米国でも、ITリテラシーとそのガバナンスには苦労しているようです。

昨年2023年の記事になりますが、ChatGPTで作られた偽の裁判例を証拠にだしてしまうという事件も発生してしまいました。

AIによって、作業効率は劇的に楽になりますが、それを活用する人の作業責任は変わらないということについて、引き続き強く認識し続けていく必要があります。

税や保険、給付金などの質問に「チャットボット」で回答 国と地方共通、総務省

総務省において「Govbot」というチャットサービスを開始したという記事です。

私も早速触ってみました。現状は、ChatGPTなどが行える「生成AI」ではなく、昔ながらの検索型AIのようです。質問に関しても、まだまだかゆいところに手が届かないケースもあります。

マイナンバーなどと比べると低リスクでグロースできるサービスと思いますので、政府のIT政策担当は引き続き頑張っていただきたいと願っています。

LGの洗濯機がなぜか1日3.6GBもデータ通信をしていると持ち主が困惑、LGが調査に乗り出す

LGの洗濯機において、1日に3.6GBという異常通信を行っているという記事です。

IoTと呼ばれ、最近は様々な家電をインターネットにつなぐことが多くなりましたが、一方で今回の記のようにセキュリティ面でのトラブルの懸念も増えます。

「とりあえず便利だから」という理由だけでなく、引き続きインターネットの接続については必要性を考えて利用するリテラシーが重要と私は考えています。

部署異動の際の Power Apps や Power Automate の引継ぎについて

PowerAutomateやPowerAppsは、技術職じゃない人でも、手軽にオートメーションやアプリを作れるサービスです。

その一方で、各アプリの個人依存が強くなってしまい、一応スキルセットの冗長化はしたものの、異動・退職後に、権限管理を忘れてしまった結果、誰も触れなくなってしまったという話もよく聞きます。

この記事の記載事項は業務の冗長化、引継ぎマニュアルを作るうえで必読の内容であると思います。

「ASCIIをUTF-8にして」それが『できない』ことを理解してもらえなかった話

プログラムを書くようになって、早い段階にぶつかる壁の一つが文字コードです。エクセル対応のためのUTF-8とShift-Jisの変換などがその代表格です。

今回の記事はかなりマニアックで、UTF-8とASCIIの違いが問題になっています。ここは技術者でも見落としやすいだけじゃなく、解決に苦戦するテーマです。

この記事の読者コメントにあるように、ソースコードのコメントにUTF-8文字使えば即座に解決する話ですが、要領の良いアイデアを思いつかず、教科書的に文字コード変換方法を探してしまうと、記事の著者のように泥沼にはまってしまうところがあるのが恐ろしいところです。

終わりに

今週もIT界隈で働く人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by: Nicole De Khors on burst

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