気になったIT記事まとめ(20240429)

IT技術 ビジネス 教養としてのテクノロジー入門 IT記事まとめ

IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/04/29分です。先週お休みしたので2週分です。

今回の記事は、知っておくべき新たな知識というよりは、近年のITの動向に関する中間状況として注目したいテーマ中心です。

記事のピックアップ基準

以下の基準で選定しています。

  • IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
  • SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
  • 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。

目次

PayPay銀行が首位 日経銀行ランキング、上位4行ネット系

日経新聞の銀行評価ランキングの記事です。首位4社はネット銀行であったと記載されています。

私自身も、かつては給料の振り込みなどは主要銀行や信用金庫をつかっていましたが、いつの間にネット銀行の利用がメインになりました。手数料が安い点やネット上で簡単に手続きができるためです。

大手銀行契約も残していますが、ネット連携契約をしてアプリで利用できるようにしています。

ネット銀行を使いこなすには二段階認証を必ず設定するなど、ある程度のセキュリティリテラシーは必要です。もっとも、リテラシーをある程度持っている方であればお勧めです。金融機関の利用について視点が変わると思います。

SBI証券、オンライン取引システムをAWSに移行--新NISAを契機とした口座数の急増が背景に

SBI証券が新NISAを機にオンライン取引システムをAWSに移行したという記事です。

今回のSBI証券の判断は取引処理の規模対応が目的ですが、セキュリティ面でも日本のクラウドシステムは遅れが課題となっております。昨年11月にさくらインターネットが条件付きで初めて国内事業でガバメントクラウドに認定されたという状況です。

クラウドの動向はIT利用の基盤となるため、引き続き注視したいところです。

オープンソースソフトは何かの節目を迎えているのではないか

4月、オープンソースソフトウェアの「XZ Utils」において、長年開発メンバーとして参画していた1人の人物の手によってバックドアを仕掛けられたという事件が発生しました。

セキュリティリサーチャーの調査によると中国系の攻撃グループの1人で、長年もかけて信用を勝ち取り、行動に移したのではないかと推測されています。

この事件を受けて、オープンソースソフトウェアのあり方について様々な議論が始まっています。今回紹介した記事もその一つです。

オープンソースソフトウェアの開発や体制に関する動向も注目していきたいところであります。

「Google Chrome」のサードパーティCookie廃止は延期 ~2024年内の非推奨化を断念/来年へ持ち越しへ

「3rd Party Cookie」という技術があります。Googleなどの広告配信PFが利用し、他社のWEBサイトであっても広告配信PFが閲覧者に関する情報を収集できる技術です。

この技術はプライバシー上問題があるとして、現在廃止が進められています。

今回紹介する記事は「Google Chrome」の廃止スケジュールが延期されたという記事です。やはりGoogleにとってはこの技術はビジネスの稼ぎ頭であったため、簡単には移行しずらいようです。

なぜ我々は GitHub Copilot Enterprise の導入を見送ったのか

一休において、開発者向けの生成AIサービス「Github Copilot Enterprise」の導入を見送ったという記事です。

やはりまだ痒いところには届かなかったようです。

とはいえ、この記事でも今後の進化を見届けたいと言及しており。生成AIの活用については引き続き注目です。

イラストレーターの4分の1と翻訳者の3分の1がAIによって仕事を失っていることが明らかに

イラストレーターの4分の1と翻訳業の3分の1が仕事を失い始めているという記事です。

イラストと翻訳については、特に生成AIのサービスの興隆が激しい領域です。ついに統計データとして表れてしまったようです。

他の業種も同様に利活用検討が活発に始まっているため、他の業種でも近い将来仕事を失う人が増えると考えています。

「私はロボットではありません」を証明するCAPTCHAの難易度がどんどん上がっている

「CAPTCHA」は人間の操作であるかどうか確認するツールについて、近年ますます人間の操作であるか確認させる課題の難易度が高くなっているという記事です。

この背景にはやっぱりAIの発展があります。いたちごっこも終息になり、限界が来ているかもしれません。

イーロンマスク以降のX(旧Twitter)は、ボット対策のために現在有料化を検討しています。

有料化や本人認証のように、別の対策アプローチが今後主流になるかもしれません。

終わりに

今週もIT界隈で働く人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by Lee Campbell on Unsplash

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