気になったIT記事まとめ(20240520)〜GPT-4o,社内Wiki活用、デジタル庁の生成AI活用ほか〜

IT技術 ビジネス 教養としてのテクノロジー入門 IT記事まとめ

IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/05/20分です。

業界としては常識かもですが、生成AIに関して、国内外で大きな出来事して2つを挙げています。

記事のピックアップ基準

以下の基準で選定しています。

  • IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
  • SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
  • 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。

目次

OpenAIが「GPT-4o」発表、2倍高速に 人の反応速度で会話

今週、業界で最も大きな出来事といえば、ChatGPTのOpenAI社が新たに新型AI「GPT-4o(フォーオー)」を発表したことです。

早速、ChatGPT上にリリースされており、写真の釘の数や長さの調査をさせたり、カードゲームのマジック:ザ・ギャザリングをやらせてみたなどの報告がX上で上がっております。

ますます、高度なことができるようになりそうです。引き続きAIアルゴリズムの発展にも注目です。

2023年度 デジタル庁・行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証を実施しました

デジタル庁が、生成AIの活用検証の報告書をまとめました。

官公庁の報告書のため、固めの文章ではありますが、実際にどのAIサービスやAIアルゴリズムでどのようなプロンプトで実証実験をしたのか、詳細に書かれております。

生成AIを業務に活用しようと考えている人はぜひ、一読してみたい内容と思います。

偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ

IPAの偽セキュリティ警告やサポート詐欺の対策に関する特集ページです。

注目点として偽サイトをアクセスしてしまった際の体験をデモできるWEBコンテンツが公開されている点です。

闇バイト、投資詐欺など、最近ではますます、この手のネット詐欺を目の当たりにするのが身近になってしまいました。リテラシーをつけて身を守るために、不安な方は一度体験してみることがおすすめです。

講談社運営の電子書籍ストアがサービス終了、購入済み書籍はQUOカードで返金【やじうまWatch】

講談社の電子書籍サービス「じぶん書店」のサービス終了に関する記事です。これまで購入した電子書籍は今後

これまで購入した電子書籍は今後閲覧できなくなるため、Quoカードで返金すると報告しています。

電子書籍などのデジタルコンテンツは、コンテンツ買い切りビジネスがうまくいっていない実情です。ファイル単体で販売してしまうと、海賊版複製対策の問題が発生するためです。
それゆえに利用のたびに配信されるストリーミング型になりますが、今度はサービス間での連携ができず、サービスクローズ後のアフター保証が課題になります。

今回講談社がとったQuoカード返金はとても大きな決断と思っています。
ユーザーにとってはありがたいものの、ビジネスサイドからしたら売り上げ全額返金であり非常に痛手と思われます。

コンテンツ落とし切りのビジネスは、このような問題があるために、結果としてAmazon Kindleのような超大手PFだけができるビジネスモデルになっております。
どうしてもコンテンツビジネスをやるならば、落とし切りは諦めてネットフリックスのような契約期間中限定のサブスクライブ配信型にするくらいしか選択肢がない課題があります。

落とし切り・サブスクライブ、どちらの既存のビジネス形態にも、大手事業者しかできないビジネスモデルであることや、コンテンツ著作者に不利なビジネスになっている現状です。
そのため、昨今のITPF事業者への経済競争法観点の規制にもつながる問題に発展しています。

技術とビジネス、どちらかの大革新が求められます。
技術者である私としては、技術革新の方に期待ですが、性質上1事業者の発明では対応できず、業界標準的な仕様策定が必要です。
すでに業界で進められているものの困難な道のりであるのが現状ですが、引き続き注目したいです。

【アプリにロック!?】iPhoneを勝手に触った人を特定する裏ワザがヤバい

iPhoneやMacなどのApple系端末のショートカットを利用してオリジナルのアプリケーションや自動機能設定をすることの解説動画です。

オートメーションというと、WindowsPCのPowerAutomateなどのRPAの方がどうしても注目されますが、iPhoneデバイスでも簡単にこの動画のようなオートメーション機能を作ることができます。
スマホ操作においても、何かめんどくさいと感じている作業があれば、活用してみることがおすすめです。

社内Wikiを改善して、開発体験をより良くする

社内Wikiにおける情報共有やナレッジ管理についての改善事例の記事です。

情報共有やナレッジ管理、私のサイトでも以下の記事をまとめたり、他社コンサル系企業でも以下の記事があったりするほどIT利活用では大きなISSUEです。

組織の文化や環境もあり、絶対的な正解はないですが、課題に思っている人は参考としてこれらの記事を読んでみることをお勧めします。

終わりに

IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by: Nicole De Khors on burst

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