IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/05/27分です。
セキュリティ系2件の他、Excel関係の動向についての記事をまとめました。
記事のピックアップ基準
以下の基準で選定しています。
- IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
- SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
- 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。
目次
- 20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる
- 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」が新しくなりました
- ビジネスの構造をアーキテクチャに落とし込みソフトウェアに可変性を注入する - MonotaRO
- 「Excel」に正規表現の新関数が3つ導入へ ~「XLOOKUP」「XMATCH」にも対応予定
- しまむら、AIモデル「るな」起用 20歳の服飾専門学生(という設定)
20年前のOS「Windows XP」を丸腰でインターネットに放り込むとこうなる
セキュリティエンジニアYouTuberとして活動するエリック・パーカー氏が20年前のOS、「Winddows XP」を丸腰で現在のインターネット環境に接続することについての検証結果動画を公開しました。
Windows XPはかつて、オフィス環境のPCにおいて、主流OSとして席巻していました。あまりにもシェアが高かったため、2014年にサポート終了となり、社会問題にまでなったOSです。
サポート終了後の利用はセキュリティ上の懸念があるため、多くの企業はPCの刷新のための費用に頭を悩ませていました。
今回の動画は、サポート終了後10年以上たった現在でつないだ場合の検証結果です。結果としては衝撃的で、現在からすると脆弱な仕様を攻撃され、あっという間にマルウェアに感染してしまったと報告されています。
IT機器については、もったいないからと古いものを使い続けることがいかに危険かということについて、改めて感じさせられる記事です。
総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」が新しくなりました
総務省が運営している「国民のためのサイバーセキュリティサイト」がリニューアルされました。
パスワードの定期更新といった、かつて常識と言われたリテラシーのアップデートも行われています。
総務省のサイバーセキュリティ https://t.co/o01Iy1ems9 パスワード管理ツールを推奨、パスワードの定期的な変更は不要と断言、すばらしい pic.twitter.com/a7FsA7Xh4z
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) May 25, 2024
セキュリティのリテラシーは曖昧なソースから学ぶよりも、しっかりした専門家が示す情報から学ぶことが重要です。
総務省のこのサイトは無料でアクセスできるので、不安な人は目を通しておくことがおすすめです。
ビジネスの構造をアーキテクチャに落とし込みソフトウェアに可変性を注入する - MonotaRO
MonotaRO社による、ビジネスフローをシステム化するにあたっての発表資料です。
コーディング含めたエンジニア向けの資料ですが、ベースとなる考えはSalesForceなどのプログラミング不要のSaaSを利用するうえでも共通する考え方です。
SaaSなどのITソリューション導入を新規に考えている人は一読してみることをおすすめします。
「Excel」に正規表現の新関数が3つ導入へ ~「XLOOKUP」「XMATCH」にも対応予定
正規表現とは、文字の処理を便利にする構文機能です。
例えば、郵便番号「XXX-YYYY」というフォーマットの文字だけを探して抽出するなど、便利な文字列処理ができます。
これまでExcelでは正規表現が使える関数はなく、VBAマクロを使わないとできませんでした。
新たに正規表現を使える関数がプレビュー版で導入されることになりました。
一方で、従来VBAマクロで正規表現を使うために必要だった「VBScript」は段階的な廃止に向けて計画を発表しています。
最近では、Copilotによる生成AI連携もExcelでは注目されていますが、Copilot連携とは別に、PDFや画像から文字を自動で抜き出して表に書き写すOCR機能もすでに搭載されています。
引き続きMicrosoftによるExcelのアップデート発表に注目です。
しまむら、AIモデル「るな」起用 20歳の服飾専門学生(という設定)
アパレルチェーンの「しまむら」がAIファッションモデルとして「Luna(るな)」を発表しました。
AIにより仕事が奪われるという話はずっと言われており、すでに、翻訳業、イラストレーターの仕事が減少しているという報告事例もあります。
ファッションモデルの領域もだんだんAIに仕事を奪われていくかもしれません。
終わりに
IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Photo by Adeolu Eletu on Unsplash