IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。2024/09/02分です。
デジタル庁の年次報告のほか、LibreOfficeのアップデート情報や最近のセキュリティ事例などをご紹介します。
記事のピックアップ基準
以下の基準で選定しています。
- IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
- SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
- 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。
- ネタがあまりないときは私好みのやや玄人向けのネタも選んでいます。それでも、わかりやすいように解説をつけるように努めています。
目次
- 2024年デジタル庁年次報告
- フリルがメルカリに負けた本当の理由 スマートバンクCEO堀井翔太氏が語る「エグい学び」の先
- 要件定義~システム設計ができる人材になれる記事
- XLOOKUP/LET関数が無償オフィスアプリ「LibreOffice」に ~メジャー更新v24.8が公開
- こんなの絶対騙される……古いURL形式を使った巧妙な詐欺リンクの偽装方法が話題に
2024年デジタル庁年次報告
デジタル庁が年次報告を発表しました。
世間的にはさまざまな批判を受けているデジタル庁ですが、ミッションとしているデジタル化の推進はイバラの道ではあるものの着実に進めていることがわかると思います。
行政のデジタルサービスの紹介や、数値データなども出していますので、ご自身の身の回りや職場環境の状況と比較してみても面白いかもしれません。
なお、別のページですが各省庁のシステム費用の実績も公表されています。
2023年度版はまだ公表されていませんが、WEBサイトの運営費など、細かいサービス単位で費用が公表されています。
システムコストの見積もりとして参考になると思います。
なお、デジタル庁ではなく内閣官房のWEBサービスですが、お金の流れに関して「行政事業レビュー見える化サイト」というWEBサイトも公開されました。
このサイトでは行政費用の流れがビジュアライズされています。
こちらもご興味あれば、報道とは違う視点で政府の動きを確認できたりするので、眺めてみると新たな発見があったりして面白いかもしれません。
フリルがメルカリに負けた本当の理由 スマートバンクCEO堀井翔太氏が語る「エグい学び」の先
フリル創業者がメルカリに負けた理由やフリル運営を通じて得た学びについてインタビューに回答した記事です。
ITベンチャーの予測の難しさなどが語られております。ITビジネスの創業・マネタイズにも興味がある方におすすめの記事です。
要件定義~システム設計ができる人材になれる記事
システム開発における要件定義からシステム設計までの手順を紹介した記事です。
前回もシステム開発体制のTwitter投稿スライドを紹介した上で、最初のステップである要件定義の解説記事について紹介しました。
IT業界の開発体制いろいろ(※非アジャイル)#図解で学ぶJTCのしくみ#駆け出しエンジニアと繋がりたい pic.twitter.com/ALrrfIxG49
— タマゴケ (@s5ml) August 16, 2024
今回の記事は、さらに踏み込んでシステム設計まで解説しています。
今回紹介の記事を読んでみればわかると思いますが、実はシステム設計段階でも画面や取り扱うデータの設計をするのみです。
具体的なインフラやプログラミング言語などの細かい技術的な知識はほぼ出てきません。
システム開発の円滑なコミュニケーションのための教養として、エンジニアではない方もぜひ一度読んでいただきたい記事と思います。
XLOOKUP/LET関数が無償オフィスアプリ「LibreOffice」に ~メジャー更新v24.8が公開/ドキュメントの保存時に個人情報を削除するオプションでプライバシーもバッチリ
ExcelやWordと違い、無料で使えるOfficeソフトであるLibreOfficeのアップデート情報です。
XLOOKUPなど最新のExcel関数にも対応できるようになりました。
以前ドイツの事例をご紹介しましたが、予算などの都合で環境によってはMicrosoftのOffice製品が使えなかったり、オンラインだからという理由でGoogleSpreadSheetも禁止されていることもあると思います。
LibreOfficeの存在を知っておくことはPC活用の視野を広める上で今後大事になってくると思います。
こんなの絶対騙される……古いURL形式を使った巧妙な詐欺リンクの偽装方法が話題に/なるほど、頭いいなぁ【やじうまの杜】
@を利用したURL形式の詐欺サイトリンク事例の記事です。
これまでも、以下の記事などでご紹介してきましたが、ますます巧妙になり、詐欺サイトのURLを目の力だけで判別することがますます難しくなっています。
やっかいなことに今後も新たなパターンが出てくることは確実でいたちごっこではありますが、引き続きこのようなセキュリティの話題は定期的に耳をして、注意意識だけはリテラシーとして持っておきたいと考えております。
終わりに
IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Photo by: Nicole De Khors on burst