IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。
顧客管理サービスSalesForceにおいて大規模障害がおこり、世界規模でビジネス上の問題が発生する事態が発生しました。そのほかSoftBank World 2024の孫さんの公演などをご紹介します。
記事のピックアップ基準
以下の基準で選定しています。
- IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
- SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
- 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。
- ネタがあまりないときは私好みのやや玄人向けのネタも選んでいます。それでも、わかりやすいように解説をつけるように努めています。
目次
- マネージャーは『桜井政博のゲーム作るには』を見た方が良い
- 「Salesforce」で障害発生 金曜夕方直撃で、ユーザーからは悲鳴
- 理系の人が研究室や実験、といいますが、そこらの学生がやる意味があるんですか?二流三流大学の研究とは、すでに発表されていることの単なる確認やトレースではないのですか?
- ドメイン名の終活について - JPAAWG 7th -
- 落合陽一、神社を建てる その名も「計算機自然神社」 “ヌルの神様”と“オブジェクト指向菩薩”が鎮座
- SoftBank World 2024 孫 正義 特別講演 超知性が10年以内に実現する
マネージャーは『桜井政博のゲーム作るには』を見た方が良い
本人確認サービスを提供するTrustDock社のエンジニアの方による記事です。星のカービィシリーズなどで知られる桜井さんのYoutube動画を紹介する記事です。
私も桜井さんの動画は閲覧しており、ゲーム・WEB業界に限らずプロジェクトマネジメントをする上で必要なノウハウ・視点が詰まっております。マネジメントに悩んでいる人は一見したい内容です。
「Salesforce」で障害発生 金曜夕方直撃で、ユーザーからは悲鳴
大手のCRMツール「Salesforce」で障害が起こり、世界規模で問題が発生しました。
数ヶ月前もセキュリティソフトのCrowdStrike社のFalconで同様の問題が発生しました。
特定のソフトウェアに固執することに対するリスクマネジメントについて改めて検討させられる事件と思います。
理系の人が研究室や実験、といいますが、そこらの学生がやる意味があるんですか?二流三流大学の研究とは、すでに発表されていることの単なる確認やトレースではないのですか?
研究をすることの意義について記載された記事です。
このQAそのものは理系の研究になっていますが、文系、OSS開発、そのほかの知識産業活動すべてにあてはまる重要な考え方ではないかと思います。
なお、このような質問が生まれるもう一つの背景として、偽情報問題など、情報のアクセスや拡散のあり方について健全性に問題が起きており、無名人物や無名機関が出す情報に対する信用性に嫌疑が生まれているのも事実です。
情報流通の傾向を踏まえた、知識産業のあり方について、引き続き注視したいと思います。
ドメイン名の終活について - JPAAWG 7th -
メールなどのセキュリティカンファレンスであるJPAAWGにおいて、NTTコミュニケーションズの高田さんが発表された記事です。
専門的な記事ではありますが、ITサービスの終了において必要な要素であるドメインの削除においても相当な準備を終えないとリスクが発生するということがわかると思います。
落合陽一、神社を建てる その名も「計算機自然神社」 “ヌルの神様”と“オブジェクト指向菩薩”が鎮座
メディア・文化・社会研究などをされている落合さんらが「計算機自然神社」という神社を新たに建立したという記事です。
ITに関しては京都嵐山法輪寺の電電宮などが有名ですが、「Null」や「オブジェクト指向」といった細かい概念も神格化して祀ったケースは非常に珍しいかと思います。
ITというとビジネスや生活の発展ばかりが中心に着目されますが、落合さんの研究のように、周辺的な思考様式といった社会文化全体の動きも着目すると新たな発見があるように思います。
SoftBank World 2024 孫 正義 特別講演 超知性が10年以内に実現する
SoftBank World 2024の孫さんの公演のYoutubeアーカイブです。
テーマとしては超知性で、AIの先にある存在としての孫さんが描くビジョンです。
ITというだけで最先端・未来というイメージがありますが、さらに先の未来の考え方が存在することを理解する上で役にたつ動画と思います。
終わりに
IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Photo by Adeolu Eletu on Unsplash