気になったIT記事まとめ(20250113)〜メタのファクトチェック廃止、総務省のデジタル人材確保育成ほか〜

IT記事まとめ IT技術 ビジネス 教養としてのテクノロジー入門

IT産業に従事していない人向けに集めているIT記事をまとめました。

メタ社が米国におけるファクトチェックの廃止を宣言しました。ITリテラシーのあり方について新たな局面と言えるかもしれません。その他、総務省のデジタル人材の確保に関するWEBページを取り上げています。

記事のピックアップ基準

以下の基準で選定しています。

  • IT企業に従事していないけど、ITに関心を持ち勉強を始めたり、これから始めようとしている人向けの記事が中心です。教養やリテラシー、テクニックとして知っておくとよさそうなものをピックアップの上、適時解説を加えています。
  • SNSで話題になったものや、ネットサーフィンで見つけた記事を選んでいます。大手メディア・海外サイト・個人ブログ、ジャンルは問わずピックアップしています。
  • 記事を発見したタイミングベースです。そのため、記事そのものの公開日は最近ではないものも含まれます。
  • ネタがあまりないときは私好みのやや玄人向けのネタも選んでいます。それでも、わかりやすいように解説をつけるように努めています。

目次

Bing検索で「Google」と検索するとGoogleっぽいBingが表示される

Bing検索で「Google」と検索するとトップにGoogleのトップページに似たデザインが出るようになりました。

WEB検索サービスの競争戦略上のものと思われますが、有識者界隈ではとてもネガティブなコメントが多くあります。私も同じ意見です、検索詐欺広告・偽サイトなどが問題になっている最中での施策ということで複雑な気持ちです。

米メタ、ファクトチェック機能を廃止へ CEO「トランプ氏と協力」

Bing検索の施策以上に、インパクトのある発表だったのが、メタが米国におけるファクトチェックを廃止するという発表でした。

偽情報対策をやらないのではなく、従来のファクトチェック組織によるファクトチェックに基づき情報削除などの取り締まりをすることから、削除をせず、Xのコミュニティノートのような多様な情報を提示してユーザーリテラシーに情報判断を一任する方式を優先するというものです。

海外版Facebookなどで同様の方針をとるかどうかは決まっておらず有識者の解説としては、これはトランプ次期大統領の政治的圧力ではないかとされています。

しかしながら、先ほどのBing検索とあわせて、インターネット利用者は新たなITリテラシーあり方が必要となってくる事件の一つとなると私は考えております。

トヨタの実験都市「Woven City」、25年秋から入居開始へ 「Phase1」の建築完了

トヨタによる実験都市「Woven City」が25年秋から入居開始するという記事です。

スマートシティ、スーパーシティをご存知でしょうか、AIやドローン含め、新たな最先端技術を取り入れた実験都市プロジェクトです。トヨタの今回のプロジェクト以外にも政府主導で指定されてプロジェクトが進んでいる都市が存在しております。

今回はあくまでPhase1であり長い道のりですが、未来の街づくりとして注目です。

総務省のデジタル人材確保育成

総務省による、自治体向けのデジタル人材確保、育成に関するページです。

三井住友銀行の以下のレポートにも記載されていましたが、引き続きデジタル人材の人手不足は深刻です。

先日、未経験エンジニアに「5年のJava開発経験がある」などとシステム開発会社が詐称させたという事件もあり、人材確保はIT業界内でも課題です。

その中で各企業で自助努力が進んでおり、私のサイトでもこれまでもニトリやワークマンの施策などを紹介してきました。

各企業の事例紹介は日々取り上げられており、先日は東京ガスの事例などが紹介されております。

自治体向けですが、今回の総務省のページも組織におけるIT人材の育成、自身のITスキルのスキルアップの指標として参考になると思います。

終わりに

IT界隈の人にとってはあたりまえの解説もありますが、1つでも何か気づきがあれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

Photo by Matthew Henry on burst

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