この記事について
私自身エンジニアとして社会人をスタートしましたが、別に技術だけ学んでいればうまくいくわけではありませんでした。ビジネススキルとして学んで役に立った本をこの記事では振り返ってみようと思います。
目次
- Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
- グロースハッカー
- システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」
- ザ・ゴール コミック版
- マネジメント[エッセンシャル版]
- 終わりにースキルだけでは意味がないー
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
当時ITベンチャーに流行ったリーンスタートアップというビジネス起業術の本です。内容はシンプルでリーンキャンバスというフレームワーク分析をしながら、ユーザー調査をしてビジネスを改善していく術を説いた本です。
おそらく初めて自分から手に取ったビジネススキル本かなと思います。当時、新規ビジネスの担当をしており、エンジニアという立場に限界を感じていたということもあったので、すごく目から鱗の内容でした。起業志向の本ですが、フレームワーク思考、インタビューなどをつかったユーザー調査の重要性を学んだ本で、起業とは全然無縁の立場にいますが、今でも私の仕事の進め方に影響を与えている本です。
グロースハッカー
リーンスタートアップと同じ時期に手を出した本です。これもリーンスタートアップと同様、当時流行したベンチャービジネスの指南書です。
フレームワーク思考、ユーザー調査的なところを学んだリーンスタートアップと違い、こちらはミニマムに進めること、失敗を糧に路線変更してゴールに辿り着くことの大切さなどを学んだ本でした。こちらも企業志向の本ですが今でも影響を与えている本です。
システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」
デザイン思考とシステム思考の本です。前述のリーンスタートアップやグロースハックで学んだフレームワーク思考、失敗への路線変更といった部分の大切さを別の視点で学んだ本でした。前述の2冊を学んだ時はHowToという部分に固執してましたが、この本を読んでHowToではなく普遍的な王道のようなものを学んだような気がしました。
ザ・ゴール コミック版
ビジネス書ザ・ゴールの漫画版です。1ではボトルネック思考、2ではシステム思考ベースの思考プロセスを学べる本です。前述の3冊は全体的なビジネスプロセスなものであったことに対して、この本では個々のトラブルに対する解決方法を学びました。私自身は漫画で止まってしまいましたが、機会があれば原著も読んでみたいと思う2冊でした。
マネジメント[エッセンシャル版]
アニメや漫画にもなった、ドラッガーのマネジメントです。実は初めて手に取ったのは学生時代でしたが、正直のところ精神論的なところがあり、ピンとくることはありませんでした。しかしながら、ある程度HowToや苦しい経験をした数年前に久しぶりに手に取った時は、これまで起きていた苦労に対する指南、振り返りとして目から鱗のような体験のできた一冊でした。
終わりにースキルだけでは意味がないー
今回紹介したのはHowTo系で、正直のところ、新卒時代に手を取ったものがほとんどです。最初の頃はHowTo系にばかり固執していたというのが正直な感想です。ただ、所詮HowToをそのまま実践したところでうまくいくわけではなくて、今となっては、HowToではなく、自己啓発的書や過去の経験談の方が大事に思っています。やはり、自分に対して、相手に対しての心の持ち方、誰かが苦労を乗り越えた生々しい話とかの方がずっと大切だなと思っているのが今日です。
この記事で紹介した本に少しでも興味持っていただければ幸いです。
Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash