非エンジニア職のITエンジニアスキル向上の必要性

IT技術 ビジネス 雑記 私のエンジニア論

このブログではソシャナビという自然言語処理基盤を作ったり、など副業では現在も現役エンジニアをやっていますが、私自身本業の方ではエンジニア職を離れ企業法務の現場にいます。

IT企業にも関わらず、エンジニアリングと積極的に接する機会の薄い環境であらためて感じることですが、ITエンジニアリングの技術はますます職種の垣根超えて必要であることを感じ始めています。

この記事ではそれを感じる理由と、同じく感じている方に向けての私の考えについてまとめてみました。

職場の業務効率アップなどを目指している方の参考になれば幸いです。

目次

ますます仕事の効率アップに自動化が必須になってきている

RPAやAI、DXといった言葉がバズワードになっているように、ますますデジタル化が必要という世の流れになっています。政府もデジタル庁創設に乗り出しました。

AIやデータといった華やかな言葉の方が先に出過ぎですが、私個人としては、結論をいうと最大の目標は事務作業の効率化・最適化であり、自動化であると考えています。

事務作業ほど、業務効率アップには自動化が必須となっています。それゆえにエンジニアリングは必須であると考えています。

経営層が求めるITエンジニアリングソリューションと、作業現場が求めるITエンジニアリングソリューションにもギャップがある

前述のように、事務作業の現場の業務効率化には自動化が必要である以上、エンジニアリングが必要といいますが、実際のところエンジニアリングソリューションが経営層を通して事務作業現場に届けられることはあまりありません。

あるいは、せっかく届けられたのに「これじゃないんです!」とかゆいところに届かないものが導入されたりします。これはなぜでしょうか。

私は大きく2点あると思います。

経営層が求めるのは全体最適化

一つ目は経営層が見ているのは鳥の目、全体最適化になります。それゆえに、A部門・B部門・C部門3部門共通で課題となっているものを解決するエンジニアリングソリューションを求めるようになってきます。

もしも、A部門はこうしたい、B部門はこうしたいと全ての意見を聞くと要件が膨らんでコストもかさみます。

また、エンジニア業務をやったことがある人ならわかると思いますが、要件が複雑になればなるほど、システムが複雑になり、開発工数がかかるだけでなく、品質管理が非常に難しくなってきます。

ひとつのバグが大きな問題を起こしたり、逆にちょっとした改修・改善ができなくなってしまいます。

エンジニア側も嫌がるために結果として、かゆいところには絶対届かなくなります。

汎用的な優良なソリューションほど、操作する人のエンジニアリングスキルが求められる

以上のように、全体最適化されたシステムはかゆいところには絶対とどきません。

そのため中途半端に業務環境のニーズに合わせたシステムが作られ、むしろ業務作業に柔軟性がなくなり、かつてより業務効率が悪くなったということになります。

私個人としては、このギャップを解決する手段はなく、むしろ、汎用ソリューションは汎用ソリューションとしてシンプルにして、利用者にむしろスキルアップとして使い方を考えさせた方がいいと思います。

現実に、今世に出ている汎用ITソリューションの定番ほど、ある程度スキルを求めているからです。

代表的なITソリューションとしてはMicrosoftのWord・Excel・PowerPointのオフィス製品でしょう。

これらは、ITリテラシーというほど学校教育などで教えられ、現在では使えて当たり前になりました。

しかしながら少し前ではスキルがある、ないのギャップの差もあったのではないでしょうか。

このように優秀なソリューションほど現場のスキルが求められるのです。

エンジニアがやりたい仕事や学びたいスキルのニーズに対してもギャップがある

では、事務作業の現場にエンジニアリングスキルのある人を呼べば良いという考えもあるかもしれません。

しかしながら、エンジニアを志す人は、大きなシステムを作ってみたい、データ解析でAIを作りたいという人がほとんどで、こういった事務作業をメインで求める人は非常に少数派です。

結果としてエンジニアリングスキルを持つ人たちを呼び込むには、あまり魅力的な環境でなく呼び込みにくのが現実です。

私の考え〜便利さは自分で産み出すもの〜

タイトルや理由にも書きましたように、私個人はITリテラシーLevel2として、自ら学ばないといけないと思います。

外から求めるのは難しい以上、自ら学んで活用できるようにならなければならないと思います。

とはいえ、あまり教材がないと思っておりますので、私個人が知人向けに書いている記事をご紹介したいと思います。

よろしければこちらを参考に挑戦いただけると幸いです。

終わりに

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

業務効率アップのためのきっかけになれば幸いです。

Photo by Artem Sapegin on Unsplash

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