気になるPython本(2020年12月)

IT技術 読書 教養としてのテクノロジー入門

この記事について

最近業務でPythonを使うことが求められてきました。システム部門ではない部署ですが、事務作業効率化のため、業務上必須スキルとして標準化しようという動きも進めています。今後部署に入ってきた人が最初に手に取る課題図書、部署内で辞書として共同利用できるものとして、本の購入も検討しています。

私自身はPythonの専門書を手に取ったことがなく、ネットの記事や、公式リファレンスをベースに学習したタイプです。そのためすぐにおすすめ本を紹介できませんでした。今回これが良い機会と思いましたので、世に出ているPython本を調査し、書店の立ち読みや、公式サイトの目次チェック、ネットストアのレビューなどを元に、仕事の教材として活用したいPython本をまとめてみたいと思います。

目次

PythonでExcel、メール、Webを自動化する本

直近の業務としてExcelなど表形式のデータを管理をはじめとする事務業務がとにかく多い状況です。一応全くプログラムを活用しなかったというわけではなく、これまではVBA中心にやってきましたがVBAにも限界があります。その点で事務業務全般のPythonによる自動化・効率化を検討するうえで参考にできそうな一冊でした。評判も悪くなさそうで注目しています。

スクレイピング・ハッキング・ラボ Pythonで自動化する未来型生活 (技術の泉シリーズ(NextPublishing))

Excelの次に多い事務作業が、特定サイトに掲載されているデータを集計する作業です。このあたりはスクレイピングを積極活用してなんとかしたいと思っています。技術の泉シリーズは比較的読みやすい・取り組みやすい印象をもっているため、部署内のスクレイピングの教材書として活用を検討しています。

退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング

エンジニア職の間で、ハズレがなく、手堅い技術書といえばオライリーの本です。何か出していないかなと思ったら、さすがオライリーやはり出していました。目次をみるとさすがの内容で、All in Oneという印象です。基本文法からエクセル活用、スクレイピングまで一通りやりたいと思っていたことが記載されていました。ちなみに、Amazon、楽天、Yahooでは電子書籍は販売されていませんが、公式サイトではPDF形式の電子書籍も販売されています。

ちなみに、オライリーというと手堅い一方で、非常に分厚く、ゼロから1ページ1ページ読んでいく本ではなく、気になったところを辞書的に読んでいくことが多い印象です。おそらくこの1冊もこういう使い方になるのかなと思っています。

なお、2021年3月に第2版が出るそうです。辞書的利用が目的となると、これまで紹介した2冊をまず買って、入門知識を覚えてから、辞書的利用でこちらを利用というのが妥当な気がしており、3月まで待つのも一考な気がしています。

いちばんやさしいPython機械学習の教本 人気講師が教える業務で役立つ実践ノウハウ

ここからはちょっと未来のこと、私自身の興味関心観点も考えてみます。エンジニアとしての私の関心はやはり機械学習やAIです。お恥ずかしながら、機械学習・AIとはこれまで縁がありませんでした。事務処理といってもなんだかんだデータをたくさん扱っているので、定常作業以外の業務も自動化に挑戦してみたいところです。その点で機械学習への挑戦として、この一冊も気になっております。

Pythonで儲かるAIをつくる

さらに、その先、AIのリコメンドを検討するうえではこの一冊も挑戦したいなとも思っています。かなり先になりますが、AIがある程度業務判断をサジェストしてくれたりしたら、とてもありがたいと思っています。

終わりに

以上です。現状は目次やレビュー、書店の立ち読みなどを元に、教材としてよさそうな本をピックアップしたという異色の記事ですが、参考になっていただければ幸いです。もしもこれらを実際に購入して読んでみてよかったものについては書評の追記を検討しようとおもいます。また、そもそも書籍化されてない、書籍ではわかりづらい技術テーマがあれば、自ら記事執筆も検討してみようと思います。

Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash

 みやうデジタルラボ - にほんブログ村