漫画・小説といったエンタメ系から、法律書・技術書・経済書といった実用書まで、様々な本を読んでいますが、20代でもっとも読んだ本のジャンルはなんですかと聞かれたらやはり自己啓発書がもっともたくさん読んだ本になります。
もっとも自己啓発書は古今東西様々なものがあり、仮に名著であっても人によって当たりはずれも多いと思います。私自身たくさんの本を読みましたが、正直ハズレだった本もたくさんありました。
私が読んだ自己啓発書ジャンルはサイエンス・心理学・仏教などなど多岐にわたりますが、この記事では私が読んでよかった自己啓発書の中からサイエンスジャンルのものについてご紹介していければと思います。
目次
- レジリエンス入門: 折れない心のつくり方 (ちくまプリマー新書)
- ストレスを操るメンタル強化術
- 運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則)
- 「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」 と思ったら読む 最高の生き方
- 残酷すぎる成功法則
- GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
レジリエンス入門: 折れない心のつくり方 (ちくまプリマー新書)
名前通りレジリエンス、メンタルを強くするための本です。お恥ずかしい話ですが数年前に体を壊したときに診察いただいた心療内科の先生にご紹介いただきました。科学的視点でメンタルについて書かれており、強化するために呼吸法などのマインドフルネスが紹介されています。新書サイズで気軽に読める本ですので、もしメンタルに不安があるものの、厚い本が苦手な方は手に取ってみるとよいかと思います。
ストレスを操るメンタル強化術
メンタリストDaigoさんの本です。ストレスケア、ストレスフリーという言葉がありますが、この本は逆にストレスを味方にしていくという視点で書かれています。メンタリストDaigoさんの本は、科学的視点で書かれている一方で非常に読みやすく書かれています。新書よりも手軽によめますので、ストレスに悩まされている人は手に取ってみるとよいかもしれません。こちらもマインドフルネスなどが紹介されています。
運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則)
同じく、メンタリストDaigoさんの本です。こちらは運をテーマにしています。運というとスピリチュアルなテーマかと思いますが、まったくスピリチュアルな内容ではなく、とても科学的な視点で幸運をつかむためのことについて書かれています。
この記事での紹介はこの2冊にとどめますが、メンタリストDaigoさんはこのほかにも様々なテーマで本を書かれています。どれもとても読みやすく面白いですので、もしも興味がありましたらこちらのAmazonの出版リストなどをご確認ください。
またYouTubeでも毎日動画配信しています。こちらも興味がありましたら見てみることをおすすめします。
「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」 と思ったら読む 最高の生き方
投資家ムーギーキムさんの本です。投資家ですが、投資術よりも自己啓発・ビジネススキル書を多く書かれています。この本は人生論に関する本です。単純な出世志向・マウンティング志向への疑問提起から始まり、霊長類学・宗教学・哲学・心理学・脳科学の第一人者との対談を通じて現代における生き方について著者の視点で考えていく本です。
前半は多様性が出る一方、会社勤めやSNSとのつながりという点では単一的になる現代人の生き方についての風刺であり、自分自身の生き方について省みる内容でした。一方後半は、様々な学問を通じた生き方に関する研究が書かれており、研究を通じてどう生きるべきか考えさせられる内容になっています。
最初にご紹介した3冊と比べるとやや厚めですが、イラストも多く読みやすいほうだと思います。
残酷すぎる成功法則
成功する人が必ずしも幸せになっていないという事実、本当に成功する人がどのような人か、人に対する思いやりは成功や幸せに必要なのかなど、生きるうえでの各テーマについて事実をもとに科学的な研究結果について解説されています。
サイエンス系の自己啓発としては名著の一つと言われていますが、その分非常に厚めの内容です。軽い気持ちで読む本ではないので、メンタリストDaigoさんの本などの入門書を読んで、さらに詳細な知識が欲しいという方はぜひ挑戦してみてください。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代
日本のことわざである「情けは人の為ならず」を科学的に解説した本です。人の傾向を「Giver=人に利益を与える人」、「Taker=人から利益を奪う人」「Matcher=人との利益を五分五分にする人」に分けて分析し、「Giver」に位置する人が最も大きな成功を得るという研究結果について書かれた本です。
こちらもサイエンス系の自己啓発書としては名著に部類する本であり、本としては厚めの部類に入りますが、比較的読みやすい本ですので一度手に取ってみることをお勧めします。
私は別の本で「Giver」という考え方を知り、参考文献にこちらの本があったことから手に取りました。私自身は「Giver」というよりは「Matcher」な人間でしたが、「Giver」という考え方を知り、人に対しての接し方をとても反省させられました。成功に限定せず幸せな生き方を求めるうえでも「Giver」の考え方は重要であるとこの本を通じて感じました。
終わりに
今回はサイエンスに関する6冊をご紹介しました。次回は「心理学編」「仏教・人生論編」のテーマでご紹介できればと思います。一つでも気になる一冊があれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
Photo by Daria Nepriakhina on Unsplash