NTTドコモがリリースした新たなモバイル通信プランahamoの評判についてSNSの自然言語処理解析から調査してみました。

一般の口コミやニュースとは違う視点の発見があれば幸いです。

目次

概要

前提として、以前以下の記事で分析をしましたが、インターネット回線・モバイル回線そのものは社会インフラとして当たり前に使えることの方が当然と考えられるためか、ネガティブよりの評価がでます。

残念ながら今回解析した時点のahamoは前述の記事で調査したインターネット回線・モバイル回線の全体評価よりは低めの結果がでてしまいました。

頻出ワードとその投稿を見る限り、画期的なプラン故の非対応・不慣れなサポート状況がネックとなるようです。

今から回線契約を考えている人はその点を注意して契約する必要がありそうです。

投稿傾向

それではまず全体の投稿傾向から見てみましょう。今回は5/17-5/23の1週間でサンプル抽出してみました。

  • 個人コメント:

    71%
  • 広告:

    4%
  • メディア系(ニュース・ブログ・YouTube):

    23%

解析対象の投稿のサンプルは以下です。
※ページをリロードするたびに表示される投稿が変わります。

最初に紹介したインターネット回線全般の記事で発見した傾向ですが、インターネット回線に関する投稿はTwitter上で広告とメディア系の記事が大半をしめます。

しかしながら、まだahamoは情報が少ないのか一般個人のコメントの方が多めのようです。

感情分析

続いて感情分析を見てみましょう。まずは感情ポイントの平均です。

ポジティブ:43.0
ネガティブ:57.0

最初に紹介した記事のポイントはネガティブ56.5だったのに対して、ネガティブ47.0と僅かながらもインターネット回線全体よりはネガティブの評価です。

続いて感情ごとの分布もみてみましょう。

ポジティブ:16%
ニュートラル:30%
ネガティブ:54%

最初に紹介した記事では、ポジティブが24%はあったのに対して、16%しかありません。しかしながら、ネガティブは54%でむしろ、1%減っています。

意外にもネガティブな評価が増えたのではなく、原因はポジティブ評価が少ないことのようです。

ワードクラウド

最後にワードクラウドをみて頻出ワードとその投稿をみてみましょう。

一般個人コメント

まずは一般個人のコメントの全体です。

 

ライバルとしてpovoやauと比較する投稿が多いようです。

またネガティブ投稿の原因と思われる非対応も大きくでています。端末非対応系が主に懸念のようです。

あと意外にもポイントに関する言及が一般個人の方にも多いようです。ポイント還元の意識も強いようです。

形容詞だけのものも見てみましょう。

 

賛否両論という感じです。

一般個人ポジティブコメント

続いて全体の16%しかなかったポジティブコメントをみてみましょう。

 

もともと投稿が少ないという問題がありましたが、uqモバイルやpovoと比較している投稿が多いようです。もっとも、ポジティブの理由が、uqモバイルの方がいい、ahamoの方がいいという点ははっきりしませんでした。

一般個人ネガティブコメント

最後にネガティブコメントをみてみましょう。

 

やはり筆頭は非対応でした。端末非対応などがネックなようです。

続いて何違約金です。最近は政府レベルで叩かれている違約金ですがやはり批判の対象のようです。

最後が受付・手続きといったところでここも特殊なところの不慣れな部分がネガティブの対象のようです。

分析を見てみると非対応・違約金・受け付け・手続きといった最初の導入部分のネガティブ評価が多いようです。

実際につかってみたところでの批判が少ないようです。もっとも少しだけ圏外など実際に使ってみた時のネガティブワードもみられます。

もっとも最初に紹介した記事では露骨に電波というワードがでたので、それに比べたら声としては低めかもしれません。

ある種最初のハードルさえ越えればという点なのでポジティブ要素かもしれません。

終わりに

以上が私が今回行なった解析結果でした。

本記事がahamo選択にあたっての参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。