日本経済に関するソーシャルネットワークの声を解析してみました。今の日本を知る一つの視点として参考になれば幸いです。

目次

概要

いうまでもなく声としてはネガティブなものが多いです。

今回が初めての調査なので、比較対象がありませんが低めであるのは事実です。

やはり、コロナ、五輪、中国といった誰もが懸念するワードが多くでてきます。

投稿傾向

それではまず、投稿傾向をみてみましょう。今回は5/17-5/23のおよそ1週間で調査してみました。

  • 個人コメント:

    83%
  • 広告:

    3%
  • メディア系(ニュース・ブログ・YouTube):

    12%

解析対象の投稿のサンプルは以下です。
※ページをリロードするたびに表示される投稿が変わります。

意外にも、メディア記事のツィートは少なめです。

また、経済を元にした政治的呼びかけなどの広告も3%あったことが私としては意外な発見でした。

今回、自然言語処理の要約技術を使って一般個人の方のコメントを要約してみました。

機械による要約ゆえに若干変なところがありますが、危機感はみんなあるようです。

感情分析

続いて感情分析です。まずは平均をみてみます。

ポジティブ:41.5
ネガティブ:58.5

大体ポジネガそれぞれの平均点が60にいくと特にポジティブ・ネガティブ評価が高い傾向があります。それを考えると、ネガティブ58.5はやや高めです。

続いて分布をみてみましょう。

ポジティブ:8%
ニュートラル:24%
ネガティブ:68%

ポジティブ評価は8%しかありません。10件投稿があった場合、ポジティブな投稿は1件あるかないかというレベルです。

比較対象がないものの、逆に言えば、ネガティブ投稿が大半にも関わらず平均が60いかないということは、ここの投稿レベルでは極端にネガティブな投稿はさほどないという傾向のようです。

ワードクラウド

最後にワードクラウドをみてみましょう。

一般個人コメント

まずは一般個人の全体コメントのワードクラウドです。

 

コロナ・中国・五輪・消費税といった話題がやはり多いようです。

一般個人のポジティブコメント

8%しかありませんが、ポジティブコメントをみてみましょう。

 

投稿が少なすぎて、個別投稿がそのまま出てしまったようです。マスクについてはイギリスと日本の比較、産業はアニメ産業の言及です。

たしかに言われてみるとこのテーマならポジティブになりうるのもわかります。

一般個人のネガティブコメント

続いてネガティブ投稿を見てみましょう。

 

コロナ・中国・五輪と日本人が心配するコメントがでてしまいました。

終わりに

新しい発見を期待していた方には残念ながら結構予想通り、ありきたりな結果であったかと思います。

しかしながら、この傾向が常態的なのか、それとも何らかの変化があるのかは気になります。

数ヶ月経ったら同じ調査を今後記事にしてみようと思います。

ちなみに、私個人の考えですが、情報過多のご時世、あんまり世間のニュースに流されるのも良くないと思います。

本当に必要なものは自分から調べますし、そうでなくても勝手に周囲から教えてもらうこともできると思います。

このあたりの考え方を実践した方の本もあります。ご興味あれば読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。またしばらく経ったら追加調査してみるので、その際の比較にこの記事を見ていただけますと幸いです。