この記事について
2020年7月時点で個人的に気になっている企業銘柄をまとめてみます。
注意
私の個別株投資戦略(2020年7月)を元にしています。特定銘柄への売買推奨をするものではありません。自分自身の企業分析スキル向上のための投資ノートです。自分自身も後々の調査を通じて、記載の見直し、修正を想定しているため、確実に間違いも多くあります。その前提の上で見ていただけると幸いです。
気になる企業一覧
Alphabet
GAFAの一つ、Googleです。検索、Android、YouTubeなど市場を席巻する各種PFを持っています。ベースとなっているのが技術力の高さで、上記のようなビジネスにとどまらずOSS(オープンソースソフトウェア)領域で世界のIT技術に関するリーダーとして君臨しています。15
不安要素としては、かつてはベンチャー的な企業の代表格でしたが、企業としては巨大になり経営層もどちらかとうとマネジメント的なところに重きが置かれています。引き続きIT技術の牽引役としての地位を維持できればさらなる成長が期待できそうですがこの点については注視する必要がありそうです。
アマゾン・ドット・コム
同じくGAFAの一つ、アマゾンです。日本やアメリカではインターネットショッピングでの地位の方が注目されていますが、実際の売り上げの手動はAWSのようなインフラPFの方になります。2015年当初は$500台だった株価が、2018年当初では$1500に上がり、さらに2020年にはコロナショックの影響もあり$3000台にまで上り詰めています。Alphabetが36台のPERに対して、アマゾンはPERも170と社会的な注目もとても高いです。
Alphaebetと比較すると技術リーダーとしてプラットフォーマーの君臨したというよりは、ビジネス面の巧みな戦略でトップにたったという印象を持ちます。バフェットも経営手腕を評価し割安株として2019年にバークシャーハサウェイのポートフォリオにも組み込まれました。
しかしながら、バークシャーハサウェイの購入当時1800台から今は3000台となり、割高イメージがあることと、今後どのような展開になっていくのかということを丁寧に予想しないと、割高なものをつかまされて泣くだけということにもなりそうな点で売買選択が難しい銘柄ともいえそうです。
任天堂
ゲームメーカーの任天堂です。マリオ、ポケモンなど世界的な人気を持つIPを持ちます。ディズニーのようなブランド的な強さを持ちます。また「戦う法務」、「最強の法務部」などといわれ、コストセンターとして疎まれるバックオフィス領域もうまくビジネス戦略として首尾一貫させている点も強みとしてあると思われます。
今日こそNintendoSwitchの登場で好調な業績をだしていますが、Switchが登場する前は赤字をだすなど不調な時期もありました。失敗を何度も経験しながらもそれを糧に学び続ける経営も長期的な成長を期待できる要素ではあります。
ただし、相変わらず自社PFのゲームの売り上げがメインである点などは気になります。スマホアプリ展開など一時期よりは軟化したものの、ブランドの価値を傷つけずに、自社ゲームと同クオリティのものを出し続けるかなどを見極めることが長期的な投資の目線としては必要になりそうです。
東映アニメーション
ドラゴンボール、ワンピース、デジモンなどのアニメーションを展開している会社です。任天堂と同じく世界に対しても強いIPを持っている会社です。
こちらも、IPとして強いものを持っている点では任天堂と同じく注目できるものの、近年は新しいものを出すよりはリメイク作品、メディアミクス展開が多い点、マリオ、ポケモンと違い、ストーリー系の作品故にさらなる発展をしにくいという点で成長性についてはやはり見極める必要がありそうです。
ファーストリテイリング
ユニクロ、GUなど、日本では数少ない世界的にも強いアパレルブランドを持つ会社です。アパレル業界は参入障壁が低いイメージがあるものの、ユニクロ、GUがコカコーラのような絶対的なブランドにまで発展できるか否かを見極める必要がありそうです。
ガスプロム
ロシアの半国営企業です。天然ガス生産・供給企業です。ロシアの国としての経済政策に強い影響を受けている企業です。現時点でもパイプラインを大陸中に接続し、ヨーロッパ各国にガスを供給していますが、ゆくゆくは日本などにもより広い範囲に展開する計画をしています。日本のガス料金は世界的にも高額でありますが、その理由は島国である故に船を通じた輸入に頼っているためコストが高いことが理由です。もしも日本もパイプラインがつながったとしたら価格帯に大変革が起きることになります。
ロシアは経済制裁を受けたり、国際情勢などにも強く影響を受けます。国際情勢情報を多く触れる機会が強いひとであれば、うまく今後の成長を見極めて長期的な投資対象として選択できるかもしれません。ちなみに、直接的な企業のニュースは日本ではほとんど情報を得ることはできません。一応企業公式サイトはロシア語だけでなく、英語で描かれているものの、日本語以外での情報を収集する努力は必要な企業です。
おわりに
今回は5社について簡単に触れてみました。この5社意外にも気になる企業はたくさんあるので、順次まとまり次第触れてみようと思います。また、今後、この5社について新たに知った事情があったり、調査にアップデートがありましたらまた記事に起こしてみようと思います。
Photo by Jessica Ruscello on Unsplash