2020年8月個人的に気になる銘柄

投資 個別株

この記事について

先月に引き続き2020年8月時点で個人的に気になっている企業銘柄をまとめてみます。

注意

私の個別株投資戦略(2020年7月)を元にしています。特定銘柄への売買推奨をするものではありません。自分自身の企業分析スキル向上のための投資ノートです。自分自身も後々の調査を通じて、記載の見直し、修正を想定しているため、確実に間違いも多くあります。その前提の上で見ていただけると幸いです。

今月の気になる企業一覧

スクウェア・エニックス・ホールディングス

ファイナルファンタジーシリーズ、ドラゴンクエストシリーズなどで知られるゲームソフトブランドのスクウェア・エニックスの持ち株会社です。前述の2大シリーズのみならず、ゲームという観点ではとても強いブランド力を持っています。人気シリーズのゲームではなくても、スクエア・エニックスから出るというだけである程度のゲームファン層では注目を集めます。

Eスポーツという名が流行り始めただけでなく、コロナウィルスのさなかでも、安定的に楽しめるエンターテイメントとして価値があらためて評価されたのではないかと思います。また、技術の発展とともに成長する業界でもあるので中短期のみならず、長期的な期待を持ってもよいのではないかと思います。

一方で、ゲームソフト業界は、アタリとハズレが大きく常に右肩あがりの保証はありません。また、ブランド価値については、スクウェア・エニックス株を保持するほかの株主も承知の特徴なので、やや株価としては割高です。

しかしながら、長期的な目線で、スクウェア・エニックスというブランドを守り続けているかどうかチェックできる調査、分析ができる方ならポートフォリオの一部として検討してもよい銘柄といえるかもしれません。

バリック・ゴールド

金鉱株大手です。今月のニュースで、世界一の投資家の一人、ウォーレンバフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイがこちらの株を購入したということで注目されています。※なお、このバークシャー・ハサウェイの金鉱株購入に関しての解説は投資家YouTuber高橋ダンさんのこちらの動画がわかりやすいかと思います。。

コロナショックを受けて、守りの資産としての金、そしてその金を生産する金鉱株はいま注目を集めています。

財務状況はまずまずではありますが、資源株共通にいえることですが、売り上げは波があります。2018年に至っては赤字を出しています。また、すでにPER33.40で割高感はあります。金の人気により短期的な営業利益増は期待できる可能性はありますが、長期的な視野を入れるならばもっと業界の性質、ビジネススタイルなどを理解してポートフォリオに組み込むことがよさそうです。

なお、金鉱株の戦略についてはバフェット太郎さんのこちらの動画などを見てみるとより理解が深まるかと思います。

リオ・ティント

資源メジャーの一角です。オーストラリアの会社ですが、ADRがあるため米国市場で購入することができ、SBI証券などの主要ネット証券でも購入することができます。

先ほど紹介したバリックゴールドと違い、こちらは金にとどまらず、鉄鉱石、アルミニウム、銅及びダイヤモンドなど様々な鉱山事業を行っています。財務は健全でながら、様々な資源事業を行っているゆえに、バリックゴールドよりも業績の安定感はあります。また、コロナショック後右肩あがりですが、金鉱専門株と比べるとまだまだ割安感もあります。また配当性向が高いものも魅力です

ほかにもBHPビリトン、ヴァーレなど資源メジャーの有名どころはあります。ITのような高い成長は期待できませんが、製品の原料として欠かせないものであるとともに、資源株も石油株と同様、地政学リスクや環境リスクといった影響を受けやすい点で業界にいない人でも情報の取得はしやすいかもしれません。

アップル

iPhone、MacBookなどで知られるアップルです。GAFAの一角です。株価も2019年1月の166ドル台から、現在は449ドルまで跳ね上がっています。バフェットもポートフォリオにいれている銘柄で優良株の一つとして言われています。

もっとも様々な懸念もあります。①今となってはGAFA株はバブルといえるくらい高くなりすぎていること、②Appleという強いブランドは作れているもののスティーブジョブズが存命時に出したiPhoneに最近は頼りすぎている一方で未だにポストiPhoneといえるような商品をだせていないこと、③iPhoneも最近は価格戦略色が強く、最新機種も以前ほどびっくりするようなアップデートができていないこと、などを考慮すると、今から積極的にポートフォリオに組み込むかどうかについては慎重に考える必要がありそうです。

マイクロソフト

Appleと双極的な存在であるのがWindowsのマイクロソフトであるといえます。一時期WinodwsPhoneの不調などありましたが、各種失敗を糧にビジネス戦略をうまく調整し、最近はGAFAMとして、再び世界のトップ企業の一角として君臨しつつあります。

やはり、Apple同様上がりすぎ感はありますが、Windowsという絶対的なOSブランドや、伝統的に数々の失敗を経験しつつもうまく糧にしてビジネスを成長させている経営力の点で、すぐに購入を踏み切らなくても長期的に企業の動向を見てポートフォリオに組み込むかどうかの判断をする価値はとても高い企業の一つと考えています。

おわりに

今月も時事的に注目となった企業や私自身がマークしているもの、ポートフォリオに組み込んでいたものなどから5社選びました。夏枯れ相場ですが、来月も引き続き5社くらいにピックアップして考えを述べられればと思います。

Photo by M. B. M. on Unsplash

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