初心者向け私の投資戦略選定の考え方

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この記事について

この記事では初心者向けに、投資戦略を選択する上でのポイントを私の経験則をもとにご紹介しようと思います。

前提:余剰資金で始める

大前提として生活資金で投資を始めるのはとても危険です。普段の収入から貯金としてためている部分のなかから、病気や冠婚葬祭の時用の資金は残しつつ、さらに余った額から投資を始めるようにしてください。

まずはインデックス投資の積み立てを

何にもしらないけど、とりあえずすぐに投資を始めたい!という方はインデックス投資をおすすめします。

インデックス投資とは、個別の株式や債券を購入するのではなく、日本だと日経平均やTOPIX、米国だとダウ、S&P500など株式の指数に投資する戦略です。一見難しいように見えますが、今日では指数に連動するように作られた投資信託商品があります。それを購入するだけでこの戦略をとった投資をすることができます。

シンプルな戦略ですが、他の投資手法の7割に勝つ言われ、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のようなプロの投資機関もメインではインデックス投資を採用しているほど本格的な戦略です。

私自身も部分的には後述の別の投資戦略を採用していますが、投資資金の大半の部分はインデックス投資を採用しています。

インデックス投資についてさらに詳細を知りたい方は私が書いた記事の投資初心者におすすめのインデックス投資戦略を読んでみてください。具体的な始め方、さらなる理解を深めたい方向けの書籍紹介なども書いています。

個別株投資をするなら長期・ファンダメンタル重視で

それでもやっぱり、個別の株を買ってみたいという方もいると思います。しかしながら個別株投資をするとなると、どんな戦略をとるにしろ相応の勉強が必要です。

投資には、株価のチャートの動きの法則を学んで短期的な売買で利益を稼ぐテクニカル戦略と、ビジネスモデルや財務体質を調査して、株価があがりそうな企業の購入することで長期的な上昇を狙うファンダメンタル戦略があります。

おそらくこの記事を読む人は私と同じく、本業の傍ら投資をされると思います。そのためファンダメンタル戦略をとることをお勧めします。以下の記事で私がとっている具体的な戦略や、勉強するにあたってのお勧めの本などを紹介しています。よろしければ記事を読んだり、紹介している本を手にとってみたりしてみてください。

ちなみに個別株投資となるとやはり相応の勉強も必要ですし、失敗するリスクもあります。一方で仮に利益を出せたとしても、インデックス投資が他の投資戦略の7割に勝てると言われているようにインデックス投資よりも高いパフォーマンスをだすのは至難の技です。

それでも、ファンダメンタル戦略で勉強する財務調査、ビジネスモデルの調査は本業でも役立つ教養として発揮します。私個人は個別株投資は挑戦する意義はあると考えています。

仕組み・理論の理解があるならスマートベータ戦略の積み立て

初心者向けというよりマニアックな戦略ですが、ある程度勉強をしていくと、「高配当株だけ集めて積立投資したほうが効率がいいのでは?」というようなことを考える人も少なくないかと思います。投資信託には高配当のみ、小型株のみ、食品系のみといった特定の法則をもつ株だけを機械的に集めて指数連動している商品もあります。この商品を集めた投資信託をつかって積立投資をすることをスマートベータ戦略といいます。

スマートベータ戦略には、追いかける指数によってうまくいく時期とうまくいかない時期が存在します。そのため安易に採用すると痛い目に会う可能性もありますが、ある程度勉強ができて、失敗するリスクも許容する覚悟があればスマートベータ戦略を部分的に採用することで、さらなるパフォーマンス向上ができるかもしれません。/p>

私自身もスマートベータ戦略にも強い興味を持っており、以下のような調査記事を書いています。マニアックですがもし興味がありましたら読んでみていただけますと幸いです。

終わりに

以上が初心者の方向けに、私の経験則でおすすめする投資戦略選定の考え方です。投資は全て自己責任ですので、最終判断はご自身で判断してご自身が結果に対して責任を持つべきですが、この記事が少しでも投資戦略選定の参考になりましたら幸いです。

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